[ニューヨーク 18日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した9月17日まで1週間の連銀貸し出しは1日平均479億7000万ドルと過去最高を記録した。
世界的な信用危機を背景に金融機関からFRBからの借り入れを急激に増やしていたことが明らかになった。
ビアンコ・リサーチのストラテジスト、ハワード・シモンズ氏は「これで収まるとは思わない。金融機関が互いに資金を出し渋っているのであれば、中銀が最後の貸し手となるしかない」と述べた。
商業銀行向けのプライマリー貸し出しは1日平均216億ドルで、前週の198億から増加し過去最高。
プライマリーディーラー向け連銀貸し出し(PDCF)は202億7000万ドル。前週はゼロだった。PDCFは、信用危機の影響で金融機関の資金調達が困難になったことを受けてFRBが導入した追加的流動性供給策の一つ。
今回のデータでは、FRBが17日に保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)