新型インフルエンザが発生した場合の対応を確認する合同訓練がこのほど、大分市宮崎の大分市医師会立アルメイダ病院であった。県が県内の医療関係者や消防などと協力して実施した。
訓練は人から人に感染する新型インフルエンザが、県内で1万人規模で発生したと想定。院内感染を避けるために病院の外に設置された「発熱外来受付」で、新型インフルエンザかどうかの診断や、搬送する手順の確認などが中心。約200人が参加し、個人防護服の着脱方法から、応対のポイントなどを真剣な表情でメモを取りながら確かめていた。
阿南仁・県福祉部長は「この訓練で反省点を出し合い、今後の対策の参考にしたい」と話した。
=2008/09/19付 西日本新聞朝刊=