鴻八幡宮の氏子町内には、だんじり18台と千歳楽1台があり、このうち沖熊地区のだんじりは昭和24年に造られました。破風の上の鬼の彫刻や金色の飾り金具など精巧で上品なつくりが特徴です。このほど改修したのは車台の部分で、左右の車輪の幅を7cmずつ広げました。さらに、車台の前後の台輪と呼ばれる彫刻の部分や傷みのあった飾り金具も新しくしました。この日は町内の人たちおよそ50人が見守る中、鴻八幡宮の河本 貞紀 宮司により神事が執り行われました。このあと、改修しただんじりが町内にお披露目されました。鴻八幡宮の祭りばやし『しゃぎり』を響かせながら勇壮に進んでいきました。参加者は、だんじりの引き心地を確かめるようにおよそ15分間、町内を練り歩きました。沖熊地区では59年ぶりのだんじりの改修に向けて3月に『平成大改修委員会』を発足させ、地元の建設会社とともに作業を進めてきました。今月25日(木)のKCTワイドで詳しくご紹介する予定です。なお、KCTでは10月12日に行われる鴻八幡宮の例大祭の模様を今年もハイビジョンによる生中継でお伝えします。
玉野市役所を訪れたのはチャリティー音楽イベントSHIBU‐SAI実行委員会の稲谷 敏文代表ら3人です。贈呈式では黒田 晋玉野市長へ稲谷代表から「子どもたちの教育に役立ててください」と寄付金3万5千円が手渡されました。贈られた寄付金は去年の10月に渋川海岸で初めて開いた音楽イベント「SHIBU‐SAI」での収益金の一部です。玉野市では贈られた寄付金を、市内の幼稚園などの絵本の購入費にしたいとしています。SHIBU‐SAI実行委員会では、今年も10月12日にチャリティーコンサートを渋川海岸で開催する予定です。
「いちごの家」はNPO法人いちご一会が空き家を借りて地域の人たちが集える場所を提供しようと、今年6月7日にオープンさせました。今日は2カ月に1度くらいの割合で行っているイベントとして落語会を開きました。招かれたのは、矢掛町の寺の住職でもあり、落語家でもある桂米裕さんです。桂さんは落語家になったいきさつや住職になった理由、出身である大阪と岡山の方言の違いなどを話しました。また、「時うどん」といううどんの代金を支払いのときに時間を尋ねることでごまかす噺も披露し、会場は大きな笑いに包まれていました。いちご一会では10月に福祉講演会を開催する予定で、これからもいちごの家を拠点に活動していくことにしています。
この料理教室は、若いお母さんたちに地元の食材を使った料理を伝えていこうとJA倉敷かさや福田支店の女性部が開いたものです。今日は、近くに住む8人のお母さんが参加し、三色団子を作りました。三色団子の材料で使うのは、しそ、かぼちゃ、そして、小松菜といった地元で採れた野菜です。蒸したかぼちゃやミキサーにかけた小松菜を団子粉に混ぜて、お母さんたちはしっかりとこねていきました。また、今日は、うどん作りにも挑戦! 講師の中島 茂さんから指導を受けながら、お母さんたちはコシのあるうどんを目指して力作業に汗を流していました。
このイベントは、倉敷市児島地区と玉野市の四つのライオンズクラブと岡山県水泳連盟が、青少年の健全育成事業の一環として、初めて開きました。
参加したのは、倉敷市や玉野市の小学生239人です。子供たちは水泳と体操の教室に分かれ、楽しく体を動かしました。指導にあたった岡山県水泳連盟のスタッフなどは、子供たちの到達具合に合わせてアドバイスしていました。子供たちは、基本動作を身につけるだけではなく、この日、初めて会った周りの参加者とも仲良くなり、充実した一日を過ごしていました。イベントを主催した倉敷市児島地区と玉野市の4ライオンズクラブでは、今後も共同イベントを充実させ、活発な地域貢献活動を展開していくことにしています。
終戦の翌年、昭和21年創部。過去には、5度の社会人選手権への出場を果たした三菱自動車水島ラグビー部。そんな名門チームにとってここ数年は試練の時です。去年、一昨年と続けて、下位リーグとの入れ替え戦に敗れトップ九州Bリーグへの降格が決まりました。Aリーグ再昇格が至上命題の今シーズン。主将に抜擢されたのが、中野裕士(なかのゆうし)選手です。再昇格という目標を掲げて挑む三菱水島ラグビー部。その道のりは、決して平坦ではありません。しかし、何としても今シーズンで昇格しなければならない理由があります。チームを指揮するのは、就任2年目の西川昌孝ヘッドコーチ。去シーズンを戦い、コンタクトの弱さを実感しました。今年は、春からの筋力トレーニングや夏合宿などでシーズンを通して戦える準備をしてきました。今シーズン、レギュラーに割って入れるルーキーが入社しました。中国地方の雄、徳山大学出身の山田光紀(やまだこうき)選手もその一人です。山田選手のポジション、プロップは、スクラムの最前列。スクラムのキーとなるポジションです。フォワード強化を目指すチームが、将来の中心選手と期待しています。期待の新人、それをまとめる中堅選手。這い上がることの厳しさを知るコーチ陣たち。「Aリーグ再昇格」という目標がはっきりしたことでチームが一つにまとまり去年とは違い、負けられない試合が続きます。開幕戦は、21日(日)。三菱のチャレンジがスタートします。三菱自動車水島の初戦は、NTTグループ福岡と地元・水島緑地福田公園ラグビー場で次の日曜日21日午後1時から行われます。