小１女児が遊具に宙づり、重体　豊田の広場

　１７日午後４時５０分ごろ、愛知県豊田市広久手町２の広久手自治区広場で、近くの小学校１年生の女子児童（６つ）がかぶっていたヘルメットが、雲梯（うんてい）の持ち手の鉄棒の間に引っかかり宙づり状態になった。女児は近所の人に助けられたが、首をあごひもに締め付けられ頸椎（けいつい）脱臼や低酸素脳症で意識不明の重体。

　豊田署によると女児は身長１２０センチほどで、高さ１３０−１５０センチの雲梯の上に乗って遊んでいた。持ち手のすき間（幅１７・５センチ）から下に降りようとして、直径２０センチほどのヘルメットが引っかかったとみられる。女児は自転車で同広場を訪れヘルメットをかぶったまま３人の友人と遊んでいたらしい。

　現場は住宅街にある広場。友人らが助けを求め、駆けつけた７０代の男性は「助けた時には、女児はまだ声を出していた。助かってほしい。雲梯でこんな事故が起きるなんて」と心配そうに話した。

（中日新聞）