債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 
ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。
二度あることは・・・・
マーケット / 2008-09-18 23:19:03

三度ある、と疑いたくなるのが人間です。一度浮気を見つけるとまたあるのではと・・・・おっと、失礼!

いやはや、今朝はひどかったっす。モルスタとゴールドマンは大丈夫だと言った矢先にモルスタのCDSはなんと1000BPになって帰ってきた。ゴールドマンでさえ、700BPすれすれ。おいおい、頼むよ。株価もモルスタは20ドル寸前。倒産前のリーマンと同じ水準。リーマンはこのあと17ドルまで売り込まれてフィニッシュしたのですよ・・・・。

挙句の果て、つぶれそうなワコビアとの合併のうわさ・・・

あのさー、楽天と横浜が一緒になっても強くならんて、どうしようもないよ。挙句の果て身売りのうわさ、しかも、相手はCITICと来たもんだわよ。

そりゃー、CICとジョン・マックとはデュークつながりなんだけどさ、いくら身売りするにしてもヨーク考えよう、お金はだいじだよー・・・・

ってことで、昨日ブログに書いたことがもろに起きている訳。 AIGを救済したというポジティブな面は一切評価されず、あそこまでしなければやばかったのか、というネガティブな面にばかり目がいって、結局、モルスタもゴールドマンも実はやばいんじゃないの、と疑心暗鬼になる。

一人ひとりは少しずつクレジットラインを絞っても、一滴一滴がたまりにたまって大河の流れとなる・・・というのがクレジットクランチという現象なんですね。さすがのポールソン、バーナンキも読み違い、というか過小評価をしている可能性がありますね、前から書いてますけど、今回は。

最後はどこで終わるのですか?? 

というご質問が多いのですが、その答えは私はこちらのブログで昨年から繰り返し書いています。すなわちだれもアメリカを信用しなくなれば・・・最後はアメリカ国債が暴落します。これがおきたらゲームセット。ノーサイド、なんて生易しいものではありません。ジ・エンド。フィニートですぜ。

また、これもブログで書いたとおりで、ロシア、中国などは予想通りすでにアメリカ国債、GSEをかなり売り始めているようですね。統計はまだ発表されていませんが、明らかに売り物が出ています。

一方、日本は相変わらず「びた一文」売っていません。それどころかスワップラインを引いてドルファイナンスをつけてもっとアメリカ国債を買わせよう、という動きすらある。足元の円金利が上がっている(金融当局のミスですけどね)というのにこの追随振りはさすがにすごいと思います。(日経の報道では600億ドルのスワップラインをFRBと結んだとありますね。表向きは日本でのドル資金の流動性を保つという理由なのだけれど、日本でドル資金を調達する金融機関なんてどこにあるんだろう・・・ということですね。)

90年代の日本と違って、ロシア、中国、その他チャイニーズ(香港、台湾など)に売り浴びせられたら多分持たないでしょう。ということでアメリカは必死になって、金利を押さえ込んでいます。

一方我らが日本。
連日日銀が資金供給を繰り返し、3日で8兆円。なのに足元の金利は・・・上がってます(とほほ)。こういうのを「ちょんぼ」といいます。リーマン経由の決済分を「はちにさされたようなもんだ」、なんていってほったらかすからこうなります。

万が一に備えてキャッシュを持っていたくなるのは当然で、すべて日銀が一度肩代わりして決済します、とか、わずか2500億程度なんですから、何とかしろ、っていうの、全く。恥ずかしいったらありゃせんわな。 日本国債は3月、9月利払いのもの、すなわち償還を向かえるものが多いので、来週の月曜日、22日の償還に向けて資金を余計に取りたくなるのは人情ですね。いやはや・・・

さて、これだけ大きいことを言っていますので、モルスタもしくはゴールドマンが倒産したり救済合併をされた場合につきましては、あまりにも見識が無かったということでこのブログは終了させたいと思います。これをはずしているようではプロの金融マンとはいえません。

1000BPのモルスタのCDSを思い切りショートしたつもりで頑張ります。

ぐっちーさんの破産まっしぐら・・・

にならぬよう祈っておりまするよ(笑)。では、みなさん、最後まで頑張りましょう!

グリーンスパン、人ごとのように100年に一回の現象だと。
そしたらイチロー選手がやってくれました。107年ぶりだそうです。今年は100年に一回の当たり年かいね、まったく・・・

でも、このイチロー選手の記録はすごいんです。107年前のウィリー・キーラーという選手は実はスリーバントでアウトというルールを作る原因になった選手。最後、バントで粘って、ヒットできるボールを待つので、彼一人に何十球も投げていていつまでたっても試合が終わらんのでこのルールができたのだそうです。

それにならんじゃう、しかもこれだけ多彩な変化球が発達している現代ですからね、それはすごい記録です。いや、お見事! ということで。明日が終わってもまた悪夢の日曜日がやってくる・・・・

 

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