第34回 カトリック正義と平和 全国集会 2008 大阪大会
日時:2008年9月13日(土)14日(日)15日(月・祝日)
場所:聖トマス大学・大阪教区カテドラル聖マリア大聖堂
主催:カトリック大阪大司教区
共催:日本カトリック正義と平和協議会
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ご挨拶
大阪大会代表 大阪大司教 池長 潤
今年も正義と平和全国集会大阪大会が迫って参りました。まず全国の関係者をはじめ、多くの方々のご参加を心から歓迎いたします。今年のテーマは「へだての壁を越えて」とさせていただくことになりました。
本来、人と人との間にへだてがあってはなりません。組織の運営のために役割の違いは必要ですが、人間同士の間にへだてがあってはならないのです。時には距離を置くことは大切ですが、これは「へだて」ではありません。
ところが私たらの周辺でへだてをつくろうとする動きが絶えません。外国人に対し、さまざまな差別を受けている人たちに対し、弱い立場に置かれた人々に対し、人は容易にへだてをつくります。
さらにいけないのは、へだての問に、しっかりと壁を立てようとまでする姿勢です。相手が自分に近づくことができないように、自分自身の身勝手な安定を求めるために、たくみに壁をつくります。教会の中にも、へだてとその壁が存在し続けていないでしょうか。
今回の集まりにおいて、お互いに謙虚に、自分も含めた社会の実態を見つめてみようではありませんか。へだてと壁があれば、力を合わせてそれを取り除く努力をいたしましょう。もし取り除くことができなければ、その壁を乗り越える術も考え出しましょう。