青森放送局

2008年9月18日 14時8分更新

金木病院医療ミスで県が勧告へ

五所川原市の公立金木病院で70代の女性患者に薬を誤って投与し、患者がその後死亡した医療ミスで、県は、処方する薬の確認を医師が最終的に責任を持って行う態勢に改善するよう18日勧告を行うことを決めました。

この問題は、五所川原市の公立金木病院で入院していた市内に住む70代の女性患者に、利尿剤を投与すべきところを誤って血糖降下剤を投与したため患者が意識不明になり、その後死亡したものです。

金木病院の調査の結果、医療ミスは、処方された薬が間違っていたにもかかわらず、医師などの確認が不十分だったことが原因とわかり病院は、先月下旬、今後、複数の人で確認を行う態勢を整えるとした改善策を打ち出していました。

しかし、県が今月11日に立ち入り調査を行ったところ、処方された薬を最終的に確認する責任がある医師のチェックが不十分であることがわかったということです。

このため県は、18日五所川原保健所に金木病院の関係者を呼び出し、処方する薬の確認を医師が最終的に責任を持って行う態勢に改善するよう勧告を行うことを決めました。