弾道ミサイルを地上で迎撃する航空自衛隊の地対空誘導弾、パトリオットミサイル=PAC3の発射試験がアメリカで初めて行われ、成功しました。
日本時間の17日夜に行われた発射試験では、およそ120キロ離れた場所から打ち上げたアメリカ軍の模擬弾に対して、PAC3が2分後に発射され、発射後30秒で打ち落しました。
PAC3は現在、埼玉県の入間基地など5つの基地に配備されていて、2010年度までに岐阜など6つの基地に新たに配備される予定です。
去年、海上自衛隊のイージス艦が、海上配備型迎撃ミサイル、SM3の発射試験に成功していることから、今回のPAC3の成功で、ミサイル防衛体制は新たな段階に入りました。(18日11:02)