本州四国を結ぶフェリーが減便され、窮地に追い込まれている。4年で4倍と燃料費の急激な高騰に加え、今週から瀬戸大橋通行料の新たな大幅割引もスタート。玉野市の宇野港と香川県高松市の高松港を結ぶフェリーは、乗船者数の減少加速が必至の状況だ。 宇高国道フェリー(高松市)は、4月から1日の運航数を片道50便から37便に縮小。昼夜28分だった運航間隔を最大50分に改めた。 四国フェリー(同)も9月から片道50便の運航本数を平日は6便、土日曜は10便減らした。同社は「利用者に不便を掛けないよう最小限にとどめた。宇高航路はわが社の原点なので、航路は何とか維持したい」と話す。