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若いプロに苦言…66歳熱血!青木“生涯現役”宣言

10月23日から日本シニアオープン

 エージシュートでの劇的逆転優勝から1年。前年優勝者として迎える「日本シニアオープン」(10月23〜26日)を前に、青木功が16日、開催コースの埼玉県・狭山GCで会見し、「オレは死ぬまで現役」と宣言。日本の若いプロゴルファー、そして同年代のファンへ向け、「オレの生き様を見ろ!」とばかりに熱いメッセージを送った。

 20歳前後の修業時代を近隣コースの研修生として送った66歳の青木はこの日、「35年ぶりに来た」というコースでハーフ31のスコアを記録。年齢より少ないスコアでホールアウトする“エージシュート”の再現を予告し、「いっぱい思い出のあるコースで、何となくオレが勝てそうな気がするんだ」とご機嫌だった。

 今季は主戦場の米シニアツアーで23位が最高成績だが、「去年、11年ぶりに優勝して『バンザーイ!』って毎日乾杯してたら、ベスト体重より2キロ重い84キロになっちゃった」ため。「大会に向けて、体重を落とそうと一生懸命トレーニングしてるよ」と意気込む。

 「緑寿」を迎え、普段から考えるところもあるのだろう。「若いときから見に来てくれてる人は、オレと同年代だから、会社を退職して楽してるころじゃない。自分の理想に近付こうと、まだ頑張っているアオキを見てもらいたいね。興味を持てば、何でもやれるはず」と上機嫌で“熱い言葉”が止まらない。

 「引退? ゴルフが好きで好きでしょうがないから、ゴルフができなくなるまで現役だね。オレは、できなくなるのは待ってない。(死ぬまで)できるようにするんだよ!」

 そして、海外挑戦しては砕け散る若いプロに対しては「それが今の人のゴルフなのかなとも思うけど、ぬるま湯に漬かってる」と一喝した。「いいところだけ獲りに行ってもダメ」と、マスターズや全英オープンなどのメジャーにだけ出場して、結果を出せずに帰国する姿勢をバッサリ。

 「オレは世界で一番ゴルフがうまいと思って試合に出ている。気力だよ。じゃなきゃ、66で50歳の人と一緒にやらないよ。3位になったら『今週はオレよりうまいのが2人いた』と思うだけ」と意気軒高だ。

 青木とは49歳差の少年にばかり期待が集中する現在のゴルフ界。技術だけでも、口先だけでもない、本物のベテランの存在感は光を増して見える。

ZAKZAK 2008/09/17

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