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ハックルベリーに会いに行く このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-09-15

知り合いのものすごく可愛い女の子の話

知り合いにものすごく可愛い女の子がいるのだけれど(10人見たら10人が可愛いと言うレベル)、その子から聞いた話――


学校帰りに友だちと某大手ハンバーガーチェーンのお店へ行ったら、いきなり店長が出てきて呼び止められたそうだ。

店長は「あなたどこの学校?」と切り出してきた。それで答えずに用件は何かと問い質したら、「ぜひうちのお店でアルバイトしませんか?」という勧誘だったそうだ。

その子は、働くつもりはなかったので断ったのだけれど、その店長は強引と言うのではなかったが、結構辛抱強く勧誘を続けたらしい。それでもやっぱり断ると、しぶしぶという感じで、残念そうに引き上げていったとのことだった。

聞くと、そこまで強く誘われたことはないけれど、そのハンバーガーチェーンの他のお店でも、アルバイトに誘われることはこれまで何度かあったらしい。そうして暢気に「今はどこもアルバイトが足りてないんですかね?」などと言っていたが、ぼくにはそこで「ははあ」と腑に落ちるものがあった。


ここからはあくまでもぼくの推測なので悪しからず。


アルバイトは、今は人手不足らしいからもちろん足りてはいないだろうけど、それにしたって店長自らが店で会っただけの子にそういう強引な勧誘するというのは考えにくい。考えられるのはただ一つ、その某大手ハンバーガーチェーン(あるいはそのお店)には、「可愛い女子高生を見つけたらアルバイトに勧誘しろ」というマニュアルがあったということだ。

理由は簡単で、そうすることで売上げが大きく違ってくるからだろう。特に男子高校生や大学生が多いエリアなどでは、可愛いアルバイトの女の子一人いるかいないかで、集客人数や売上げは大きく違ってくるはずだ。


ぼくは前々から思っていたのだけれど、ファーストフードやファミレスの可愛い女の子には、何かものすごくときめくものがある。ぼくが以前よく通っていたファミレスには、ものすごく可愛い女子高生のアルバイトが3人いて、その店に行くのが大きな楽しみだった。行って何があるというわけではないのだが、その子たちにオーダーを聞かれたり、配膳をしてもらうだけでときめいた。その子たちがいるというだけで、その店に行く立派な動機になった。そしてそれは、きっとぼくだけではなかったように思う。

彼女たちは、きっとお店の売り上げにはものすごく貢献していただろう。それでいて賃金は他のアルバイトの子たちと一緒のはずだから、店の経営者にとってはこの上なく有り難い存在だったはずだ。アルバイトに可愛い女の子を雇うことは、コストをかけずに売上げを伸ばす最も手堅くまた有効な手段なのだ。


だから、ファーストフードやファミレスは、アルバイトに可愛い女の子を雇うためのアプローチをもっとしたら良いのにとずっと思っていた。そして、本当はしたいのだろうけど、きっと社会的な立場があって、したくてもできないのだろうなと勝手に想像していた。

可愛いか可愛くないかで雇う雇わないを決めるなんて、とてもじゃないけど大っぴらには言えない。実行するわけにもいかない。だから仕方なく、彼らには「アルバイトに来た女の子が可愛い子でありますように!」と祈るぐらいしか手がないのだろうなと、ずっと思っていたのである。


ところがこの時、その女の子の話を聞いて、積年の疑問がまた一つ解けたような気持ちになった。

利に聡いファーストフードのお店が、やはりそうしたことに目をつけていないわけはなかったのだ。それは表立ってやってなかっただけで、裏では、店長たちの「可愛い子を見つけたら取り敢えず勧誘する」という涙ぐましい努力が密かに続けられていたのだ。


これは、その店だけなのかあるいはチェーン全体で行われているのかは分からない。しかし男子高校生や男子大学生が多そうなエリアには、おそらく裏マニュアルのような形で、上層部からそれとなく口頭で店長たちにアドバイスされているのではないかと想像する。

それは、文書化すると発覚した時にややこしいことになるから、あくまでも口頭でしか伝えられない裏マニュアル。しかしファーストフードの営業においては、可愛い女の子のアルバイトを見つけられるかどうかはある意味死活問題でもあるので、そうした活動が極秘裏に行われるようになったのではないかと、その可愛い女の子の話を聞いて想像を逞しくしたのだった。


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