国が発注したトンネル工事でじん肺になったとして、工事現場で働いていた患者ら141人が、ゼネコン50社に損害賠償を求めていた裁判で、このうち20人について、東京地裁で17日、ゼネコン側と和解が成立した。
今回、和解が成立したのは、東京地裁に裁判を起こしている原告141人のうちの20人で、和解金は総額約2億8500万円に上る。原告一人あたり900万円から1800万円が支払われることになる。残る121人については、今後も和解交渉が続けられる。
トンネルじん肺訴訟をめぐっては、去年、すべての原告と国との間で合意書が締結された。このため、原告は国については訴えを取り下げていた。
(09/18 00:03)