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~avex group The 20th Anniversary~「ココロノカケラ」(青山劇場、表参道) 相葉弘樹、中村真知子、デーモン木暮、馬場徹、小笠原大晃、篠田光亮、渋谷亜希、鈴木亜美 [演劇]

【物語】
 現代の東京。時代遅れの恋愛マンガを得意とする少女漫画家”おばさん”のカノコ(中村真知子)は、最近、筆が思うように進まず、ついにアシスタントのナナ(鈴木亜美)に雑誌の連載を奪われてしまった。
 さらに、編集担当であり、年下の恋人でもあったエイジ(相葉弘樹/西島隆弘)さえ、ナナ(鈴木亜美)に奪われてしまう。
 自暴自棄になったカノコが「逃げたい」と願ったとき、突然、目の前にイリエ(馬場徹)と名乗る不思議な人物が現われ、カノコを別世界『何処か知らない世界』へと誘う。
 次にカノコが目を覚ましたとき、そこはまったく見たこともない異世界だった。
 カノコは自分そっくりの反乱軍の象徴“SHE”(シー)と間違えられ、女盗賊の頭ナナジに捕らえられた。ナナジにより、反乱軍の錬金術師シャープ(小笠原大晃)とその師匠B・B(篠田光亮)に売られたカノコは、いつしか“SHE”として、反乱軍と共に支配者ダーク(デーモン小暮)やダークの手下エマ(渋谷亜希)と闘うことになる。
 そんな中、かつての恋人にそっくりなダークの手下エイフ(相葉弘樹/西島隆弘)と出会い……。

■公演期間:2008年9月15日(月・祝)~9月29日(月) 全16公演 [18日と24日は休演日]
■劇場:青山劇場
■脚本:きだつよし
■演出:岡村俊一
■プロデューサー:松田誠
■制作:ネルケプランニング
■主催:avex
■出演者:西島隆弘(AAA)(9/25~29、9/28夜を除く)/相葉弘樹(9/15~23、9/28夜のみ)[Wキャスト]、馬場徹、小笠原大晃、篠田光亮、中村真知子、デーモン木暮、渋谷亜希、鈴木亜美
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 エイベックス・グループ創立20周年記念“ジュークボックスミュージカル”ということで、浜崎あゆみ『SEASONS』、hitomi 『LOVE2000』、島谷ひとみ『パピヨン~papillon~』、TRF『寒い夜だから』など、avexの楽曲ばかり使用していますが、サウンドのみならず歌詞も、必ずしもストーリーやシーンとぴったりとは言い難いようにも思えます。

 当初、主役に予定されていたYU-KIさん(TRF)が病気で降板したため、メインナンバー19曲のうち13曲を歌う鈴木亜美さんが大活躍しています。
 また、もう一方の主役、相葉弘樹くんもダンスはもとより、殺陣と歌を披露します。相葉くんも春の「手紙」や夏の「PIPPIN」辺りから、演技も歌も、かなり上達しているようで、鈴木亜美さんの相手役として、今後のエイベックスを背負う男性アーティストとして、大いに期待できそうです。相葉くんが女性ボーカルの曲を歌うシーンは、なかなか聴けます。

 それに比べると、馬場徹くん、小笠原大晃くん、篠田光亮くんらは、刺し身のつまという感じの扱いです。特に馬場くんのダンスシーンがほとんどないのは、ちょっと残念なところですが、相葉くんを引き立てるためには致し方のないところかも。

 デーモン小暮さんは相変わらずとして、愛人2号の渋谷亜希さんも、なかなか面白い。渋谷さんは「台風14号 もんしろ」で、清水順二さんが演じる人材派遣会社社長の愛人役を演じていましたが、渋谷さんは美しくも、したたか、それでいて、もの悲しい愛人が似合う役者のようです。

 初日のカーテンコールでは、客席にいた西島隆弘くん(AAA)が相葉くんに呼び込まれて、舞台に上がりましたが、マイクなしで、青山劇場で挨拶ができるのには、ちょっと感心しました。さすがに歌手という感じがしますし、舞台俳優としても通用しそうです。
 23日のAAAの武道館コンサートが終わった後、「テニスの王子様」福島公演へ行く相葉くんに代わって、西島くんがエイジ/エイフを演じる訳ですが、相葉くんとは、また違った芝居を見せてくれることでしょう。

 主役を演じる予定だったTRFのYU-KIさんが頸椎症で降板したため、脚本を変更して上演したということですが、こちらの脚本の方が案外面白いかも知れません。
 特に少女漫画家・カノコを演じる中村真知子さんがなかなか良い味を出してます。中村さんは歌手ではないので、歌は唄いませんが、おばさんキャラが絶妙です。

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【制作発表時の脚本】
 恋も仕事も失い、現代社会の空虚な人間関係から飛び出して、空想の世界を漂う傷ついたキャリアウーマン・ユキ(YU-KI)が異世界“何処か知らない世界”で、謎の物体「ココロノカケラ」を探し求めて、未来都市を彷徨う冒険活劇。
 魔王(デーモン木暮)に支配される異世界で、女盗賊の頭・ナナジ(鈴木亜美)、ナナジが想いを寄せ、後にユキと惹かれてゆく魔王の手下・エイフ(相葉弘樹/西島隆弘)らと関わるうちに、ユキは変化を遂げてゆく……というファンタジックなストーリー。

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コメント 1

きらら

こんばんは☆

YUーKIさんの降板でどうなるのかと思っていましたが、
frhikaruさんに、こちらの方が案外おもしろいかも・・・と思わせるような
脚本だったのですね。短期間ですごいですね!!

以前、Wキャストのお二人の事務所を「鬼のような会社でございます。」と
書かれてましたが、ハードスケジュールですものね・・・。

でも、頑張っている若い役者さんに対する愛情を感じました。
本当に応援したくなりますね!

frhikaruさんも、負けずにお忙しそう・・・頑張ってくださいね☆

by きらら (2008-09-18 03:51) 

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