ダウ平均、3日間で800ドル以上下落

 アメリカの保険最大手「AIG」への政府の救済が決まり、前日にやや持ち直したニューヨーク株式市場の株価は17日、再び急落した。ダウ平均株価は前日比449ドル36セント安い1万609ドル66セントで取引を終えた。この3日間で800ドル以上値を下げている。

 大手証券の破たんや政府からの異例な形の救済が続いたことで、市場には金融への不安がますます強くなっている。9兆円もの支援が決まったAIGの株価も45%下落して、2ドル台前半で終えた。

 みずほ総研・安井明彦所長は「(AIGは)確かに救われたが、救済策の線引きがどこにあるのかわからなくなってきた。市場は疑心暗鬼になっている」と話した。

 ホワイトハウス・ペリノ報道官は17日、「ほかの企業についても心配しています。財務長官がほかの損失を抑えようと努力している」と述べた。

 今後について、一部のメディアは「生き残りをかける金融機関が相次いで合併を検討し始めた」と伝えている。 (09/18 11:55)

ダウ平均、3日間で800ドル以上下落
09/18 11:55
09/18 13:34
09/18 12:59
09/18 13:25
Windows Media Player Down Load

※ニュース動画をご覧になるときはをクリックしてください。
最適な通信速度でニュースをお伝えします。
※動画をご覧になるには「Windows Media Player」が必要です。
※「Windows Media Player」のダウンロード(無料)はこちらから。