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100億ウォンのF1マシーンがソウルを走る

来月4日、COEX前でテスト走行

写真提供=KAVO
 100億ウォン(約9億1000万円)の怪物自動車がソウルの都心を走る。世界最高の自動車レース、F1のレースカーが来月4日、ソウル市江南区三成洞COEX前の道路でテスト走行を行う。FQ韓国グランプリ運営法人KAVOのチョン・ヨンジョ代表は16日、「F1韓国誘致2周年を記念する行事の一環として、F1車両を韓国のファンに初公開する」と明らかにした。2010年F1開催地の全羅南道で行われる同行事は10月5日、光州錦南路に場所を移して行われる。

 今回公開されるF1車両はBMWザウバー所属で、最大出力750馬力、最高速度は355キロに達する。BMWザウバーの主戦ドライバーのニック・ハイドフェルド(ドイツ)が直接ハンドルを握る。ソウルの行事では500メートルほど道路を封鎖し、F1車両の加速能力と瞬発力を見ることのできる走行が行われる予定だ。KOVOのキム・ジェホ・マーケティングチーム長は「静止した車両が時速160キロを出し、再び止まるまでは5-6秒程度。F1のレース場で体験できる大迫力のエンジン排気音を聞くのも新鮮だと思う」と説明した。

 F1車両の価格は定められてはいないが、開発費や部品などを合わせると1台100億ウォン程度と見られる。このためKAVOは行事に先立ち、補償額160億ウォン(約14億6000万円)の損害保険に加入し、不慮の事故に備えるとしている。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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