被害調査などのための水抜きで、湖底がむき出しになった荒砥沢ダム=12日、宮城県栗原市 地滑りダムの水抜き終了 栗原、湖底がむき出しに岩手・宮城内陸地震で大規模な地滑りが発生、大量の土砂が流入した宮城県栗原市の荒砥沢(あらとざわ)ダムで、被害調査などのため実施された水抜き作業が13日までに終わり、ダムの湖底はわずかに水を残すだけで地面がむき出しになった。 荒砥沢ダムの上流側では、国内最大規模の地滑りが起き、東京ドーム54個分の約6700万立方メートルの土砂が動いたとされる。ダムの敷地には約417万立方メートルの土砂が流入、うちダム湖には約150万立方メートルの土砂が流れ込んだ。 農林水産省東北農政局や県は、ダムの被害や土砂堆積(たいせき)の調査のために放水作業を実施。新たな土砂流入の危険もあり、水を抜いた。 県などは2、3年かけて、ダム湖で3分の1に当たる約50万立方メートルの土砂を撤去する方針。
【共同通信】
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