石油省の関係者によると、トルクメニスタンは最近、インド政府に対し、ダウレタバード・ガス田の天然ガスの販売価格として1,000立方メートル当たり400-450ドル(約4万3,348-4万8,798円:12.7 ドル/MMBTU)を提示してきたという。
石油省の関係者によると、トルクメニスタンは最近、インド政府に対し、ダウレタバード・ガス田の天然ガスの販売価格として1,000立方メートル当たり400-450ドル(約4万3,348-4万8,798円:12.7 ドル/MMBTU)を提示してきたという。
輸送コストやアフガニスタンとパキスタンに支払う通過料を加味すると、インドでの輸送後の価格は18ドル/MMBTU(約1,949円)近くになり、インド政府が昨年リライアンス・インダストリーズのインド東岸沖D6ブロック深海採掘事業向けに承認した4.21ドル/MMBTU(約456円)を大幅に上回る。
一方、ライバルのIPI(イラン†パキスタン†インド)ガスパイプラインの天然ガスは、5.56ドル/MMBTU(約603円)になる見通し。
石油省の関係者によると、インド側の提示価格は100立方メートル当たり200†230ドル(約2万1,694-2万4,948円)だという。
同関係者は、トルクメニスタンがインド側との契約交渉がスムーズにまとまらなければ、競合しているロシアおよび中国、欧州のプロジェクトを選ぶ可能性があると警告していることも明らかにした。
トルクメニスタンは、インドへの提示価格は2009年以降にロシアに販売予定の価格と同水準であると説明している。
世界の天然ガス生産者の間では原油価格を基準に天然ガスの価格を決定する傾向が強まっており、天然ガスは原油価格の16%の価格で販売すべきとしている。
アジア開発銀行が融資を行うTAPIプロジェクトは、2014年からインドに1日当たり3,500-4,000万立方メートルの天然ガスを供給するというもの。
09/03/2008 5:12PM(ニューデリー発)
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