岡山放送局

2008年9月18日 9時48分更新

非食用米 大半を販売


食用に使えない輸入米などが不正に転売されていた問題で、この輸入米の流通に関わっている可能性があることが分かった岡山県内の和菓子などのメーカーでは、大半を製品としてすでに販売していたことが分かりました。

大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が食用に使えない輸入米などを不正に販売していた問題で、岡山県内では菓子材料の販売会社2社を通して和菓子などのメーカー16社に流通していた可能性があることが分かっています。

NHKではこれら16のメーカーに対して、流通の経緯などについて電話で取材し、14のメーカーから回答を得ました。

それによりますと、流通したコメの粉などは大福やもち、ぎゅうひなどの和菓子に使われ、すでに大半が販売されていたことがわかりました。

また、14のメーカーすべてが、購入の際に問題のコメが混入していた可能性があることは知らなかったと回答しています。

岡山県によりますと、問題の輸入米をめぐって県内で健康被害などを訴えたケースは今のところないということです。

一方、中国四国農政局では、今回の問題を受けて、消費者やメーカーなどからの相談を受け付ける窓口を設置しました。

電話番号は、消費者相談窓口086−224−4511、または食糧部086−223−3131となっています。