2008年 9月 17日
自民党総裁選挙で岡山市で候補者が街頭演説
自民党総裁選の街頭演説が17日、岡山市で行われ、4人の候補者が経済対策などを中心にそれぞれの政策を訴えました。17日、午後4時からJR岡山駅前で行われた街頭演説にはリーマン・ブラザーズの破たんの対応で欠席した与謝野馨経済担当大臣を除く、4人の候補者が顔をそろえました。4人は争点となっている経済対策などを中心にそれぞれの持論を展開し、支持を訴えました。集まった約3500人の聴衆は真剣な表情で各候補者の訴えに耳を傾けていました。今回の総裁選挙は自民党にとって、次期総選挙の「顔」を選ぶ重要な選挙でもあります。各候補は今後、東北や九州での街頭演説を行い、今月22日の投票日に臨みます。

新見市で住宅火災1人死亡
17日未明、新見市中心部の住宅地で住宅を全焼する火事があり、男性一人の遺体が見つかりました。警察はこの家に住む一人暮らしの男性とみて身元を確認しています。17日午前1時ごろ新見市新見の無職、山本晃さん(68)の住宅から火が出ているのを近くに住む男性が見つけ119番通報しました。火は、木造モルタル瓦葺2階建ての住宅、約150平方メートルを全焼し約1時間半後に消し止められました。この火事で住宅の2階から男性1人の遺体が見つかりました。警察では、遺体は行方が分らなくなっている山本さんではないかとみて身元の確認を急いでいます。現場は新見市役所の北約700メートルにある住宅地で一時、騒然としました。警察は実況見分し、火事の詳しい原因を調べています。

美咲町で不審火 乗用車を全焼
17日早く岡山県美咲町内の駐車場で乗用車を全焼する火事がありました。現場は火の気がない場所で警察は不審火の疑いがあるとみて捜査しています。17日3時50分ごろ美咲町の雇用促進住宅の駐車場で近くに住む女性の乗用車が燃えているのを近所の人が見つけ119番通報しました。この火事で乗用車は全焼し、火は約20分後に消し止められました。被害にあった女性によりますと車は16日午後11時すぎに駐車場に停め、ドアの鍵は、すべて閉めていたということです。火事のあった駐車場は17日の朝は30台ほどの車が駐車していました。現場は火の気の無い場所で警察は不審火の疑いがあるとみて捜査しています。

東かがわの死体遺棄事件で初公判
東かがわ市の風俗店従業員の女性が殺害され、遺体が山中に遺棄された事件の初公判が17日、開かれました。被告の夫婦は起訴事実を認めました。殺人などの罪に問われているのは、東かがわ市の風俗店経営、松本恵美被告(34)と夫で大工の松本充弘被告(39)の2人です。起訴状などによりますと、2人は去年11月14日、徳島市内の車の中で自分たちが経営する風俗店の従業員の女性(31)の首を絞めて殺害し、鳴門市の山中に遺体を遺棄したものです。高松地裁で開かれた初公判で、2人は「その通りです」、「間違いありません」と起訴事実を認めました。これまでの公判前整理手続きで争点は恵美被告の責任能力などにしぼられています。検察側は、冒頭陳述で犯行は計画的で隠ぺい工作をするなど、責任能力は十分あったと主張しました。一方、弁護側は恵美被告は犯行当時、心神耗弱だったとして精神鑑定の採用を求める方針です。

エコな乗り物 電動3輪オートバイを開発
津山市の会社が排気ガスを出さない、電動3輪オートバイを開発しました。新しく開発された電動3輪オートバイはガソリンを一切使用しないので、排気ガスは全く出ず、家庭用コンセントで充電するだけで走ることが出来ます。3輪オートバイの販売を行っている津山市の「パドック」が去年から市販のバッテリーなどを使って開発を続け、完成にこぎつけました。約5時間の充電で30キロ走行でき、電気代は約30円。コストは1キロ1円になる計算です。普通自動車免許で公道を走ることができ、販売価格は33万円で、来月1日に発売です。パドックでは太陽電池で走る3輪オートバイも考案中で近い将来、颯爽と道路を駆け抜ける日が来るかもしれません。

知事選のポスター掲示場設置
来月9日に告示される岡山県知事選挙を前に17日、岡山市内で候補者のポスターを貼る掲示場の設置が始まりました。このうち岡山市大供の岡山市役所南側のフェンスでは、17日午前9時から岡山市から委託をうけた業者2人が出て、ペンチやドリルを使って掲示場を取り付けていきました。岡山市選挙管理委員会では17日から来月2日までに岡山市内の986カ所に掲示場を設置することにしていますが、今回は投票区の見直しなどで、掲示場の数は去年の参院選に比べ、約50カ所減っているということです。来月9日に告示される岡山県知事選挙にはこれまでに現職と新人の2人が立候補を表明しています。投票は来月26日に行われ、即日開票されます。

岡山・香川の2大学が合同就職合宿
大学3年生の就職活動は、来月から本格的に動き出します。それを前に、岡山と香川の2つの私立大学が合同合宿を行いました。合宿は中四国地方で初めて開かれたもので、岡山市の岡山商科大学と善通寺市の四国学院大学の3年生と2年生、23人が参加しました。初日の17日は大学の職員や就職情報サイトを提供している広告代理店の担当者から企業の求人情報を把握することや面接での心得などが説明されました。参加した学生は間近に迫った就職活動の厳しさを感じてか、時折、質問をはさむなど真剣な表情で説明を聞いていました。両大学とも昨年度の就職率は約98%と高く、売り手市場だということですが企業側も人材を厳選して採用してることから就職に対する学生の意識の向上が求められています。合宿は18日も行われ、学生同士の情報交換や内々定が出た4年生の就職活動の体験談を聞くなど就職活動に向けた第一歩を踏み出します。