中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

嫌がらせメール、12分で210回 自動車販売会社の新人負傷

2008年9月18日 朝刊

 三重県の自動車販売会社「ネッツトヨタノヴェル三重」の店長(33)が新入社員(23)に繰り返し暴力を振るっていた問題で、新入社員に骨を折るけがを負わせた日に、店長ら2人が携帯電話から12分間に210回のメールを新入社員の携帯電話に送っていたことが分かった。受信メールが残っており、津地裁で16日に開かれた労働審判で、店長は「悪ふざけで送った」と事実を認めた。

 関係者によると、メールが送られたのは、店側から新入社員が「民家を100軒訪問してくるように」と言われた6月20日。新入社員が戸別訪問している最中の午後1時25分から同37分までに、店長から「助かったわ。」のメールが102回、同僚から「ありがとう!」のメールが108回送られた。

 さらに、新入社員の歓迎会が開かれて未明になった同23日には午前零時50分から同2時8分までに店長と部下ら4人が計104回のメールを新入社員に送信していた。何も書いていないか、意味のない写真が添付されていた。店長は「彼が寝てしまったので、起こすためだった」と話しているという。

 

この記事を印刷する

広告