KCT NEWS
最新ニュースインデックス

[2008年9月17日(水)の KCT TVニュースから]

倉敷市議選 来年1月25日投開票(倉敷市)

任期満了に伴う倉敷市議会議員選挙が、来年2009年1月18日告示、25日に投開票されることになりました。
倉敷市選挙管理委員会は、きょう会議を開き、来年1月18日に告示、1月25日に投開票することを決めました。真備、船穂との合併後、初の倉敷市議会議員選挙となります。現在の定数46は、合併特例により真備、船穂から3人を増員したものです。合併後初となる今回の選挙戦では、議員定数条例に変更がなければ定数43での戦いとなり、これまで以上に混戦が予想されます。9月2日現在の倉敷市の有権者数は、37万8933人です。

倉敷で初 事業承継セミナー(倉敷市)

事業承継の様々な問題について、体験者の実例から学んでもらおうと、倉敷市で初めて「事業承継セミナー」が開かれました。
このセミナーは倉敷商工会議所の経営支援センターが初めて開きました。セミナーには市内の中小企業の経営者ら20人が参加し、企業コンサルタントの金原 光広さんの話を聞きました。現在、中小企業経営者の高齢化が進む中で、後継者の確保などの円滑な事業承継が極めて重要な課題となってきています。しかし、こうした事業承継対策は、中小企業においては、事前準備が遅れているといわれています。講演のなかで金原さんは、高度成長期に20代から30代で大量に創業した経営者世代が、一斉に引退時期にさしかかっていて、年間12万社を超える企業が事業承継できずに廃業している現状を説明しました。また、自身の体験談を交えて、「中小企業において最も多い親族への承継の場合は、後継者を早く決定し、教育などの準備期間を長めに確保することが大事だ」と強調しました。参加した経営者らはメモをとるなど、熱心に耳を傾けていました。

自転車の無料安全診断(倉敷市)

秋の交通安全週間に先駆け、倉敷市水島地区の商業施設で自転車の無料安全診断が行われました。
これは岡山県自転車軽自動車商協同組合 倉敷支部が実施したものです。安全整備士が自転車で買い物に訪れた人にブレーキやチェーンのゆるみ、タイヤの減りや空気圧の状態など、16項目にわたって点検しました。組合では自転車安全推進運動の一環として去年、JR倉敷駅前の商店街でこの活動を実施しており、好評だったことから今年は水島地区でも行うことにしました。点検やメンテナンスを怠ると不具合や故障が発生しやすいということで、組合では「年に1回、点検・整備を行い、安全な自転車に乗ってほしい」と呼びかけています。今月22日にはJR倉敷駅前周辺でも無料安全診断を行います。安全診断を行った組合や水島署では二人乗りや運転中の携帯電話の使用をやめることはもちろん、夜間はライトを点灯し、反射器材もつけるなど、マナーを守って安全な乗り方をしてほしいと話していました。

シルバー作品展が開幕(倉敷市)

倉敷市内のお年寄りの作品を一堂に集めた「シルバー作品展」が、倉敷市立美術館できょうから始まりました。
この作品展は倉敷市が毎年開催しているもので今年で35回目になります。会場には倉敷市内五つの老人クラブのメンバーが持ち寄った作品、424点が展示されています。「写経佛画/礒野貴子」こちらの作品は、般若心経で絵を描いたものです。一見普通の線で描かれているように見えますが、近づいて見ると小さな漢字で丁寧に描かれていることがわかります。「風景倉敷/新垣堅治」また、こちらの作品は美観地区の中橋周辺から美観地区をぐるりと見渡した風景を7枚の写真を連ねて仕上げました。このほかにもミレーの「落穂拾い」を刺繍で鮮やかに制作したものや陶芸、書などジャンルはさまざまで、訪れた人が作品の前で立ち止まっては一つひとつ丁寧に見入っていました。シルバー作品展は今月21日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。

後閑小児童 海が汚れる原因を学ぶ(玉野市)

私たちが普段口にする食品や飲み物がどれだけ海を汚しているか、玉野市内の児童が実験を通して学びました。
今月11日、玉野市立後閑小学校を玉野海上保安部の職員が訪れ、「海洋環境教室」を開きました。海洋環境教室には4年生児童23人が参加しはじめに海が汚れる原因について学んだあと、問題に挑戦しました。それから、児童らは『CODパックテスト』という水質検査方法で食品や飲み物がどの程度水を汚すか実験しました。用意されたのはお茶・スポーツドリンク・みそ汁・しょうゆの4種類です。ビーカーに入れた500mlの水道水にそれぞれ1mlだけ入れ、よくかき混ぜたあとでパックテストを使ってCODの値を調べました。CODの値は雨水や川の上流では1ー2ppm、下水道の水ではおよそ20ppmで、一般的な魚が生息できる限界は5ppm以下ということです。実験をしてみて、児童らは意外な結果に驚いていました。それぞれのグループで多少結果は異なったものの、お茶以外はたった1ml加えただけで魚が生息できないほどの値を示しました。海の大切さを学んだ児童たち。海洋環境教室を通して小さな海上保安官が誕生しました。玉野海上保安部では海の大切さだけでなく、普段どんな仕事をしているか理解してもらいたいと今回初めて出前講座を実施しました。今後も積極的に管内の小学校を訪れ、海洋環境教室を開催していきたいということです。

懐かしいSL写真展(倉敷市)

続いては、新幹線が登場する前の時代に高度経済成長期を支え、人や物資を運び続けたSLの写真展です。
この写真は倉敷市福島のアマチュアカメラマン桃井肇郎さんが、昭和46年から50年にかけて撮影したものです。自宅でフィルムや写真の整理をしていたところ、保存状態のよいネガがみつかり、周囲から、懐かしいSLの写真が見たいという声をうけて写真展を開くことにしました。20歳くらいから趣味で写真撮影をはじめた桃井さんはSLを撮るため、何度も撮影ポイントへ足を運び、山々に囲まれた線路をもくもくと煙をはきながら走る姿を写真におさめました。会場に並んだ11点にはそんな桃井さんの一瞬にかける気持ちと思い出が詰まっています。桃井肇郎さんのSL写真展は今月20日(土)まで、倉敷市笹沖の「喫茶ロカ」で開かれています。

(最終更新 09/17-18:58)

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