米金融大手シティグループは9日、総額3150億円の個人向け円建て社債「サムライ債」を発行すると発表した。日本市場での一度の発行額としては過去最大規模になるという。米シティはサブプライムローン問題による損失が拡大しており、財務基盤の強化や事業再編を進める資金に充てるとみられる。
今回発行するのは表面利率年3・22%の3年債で、引受会社は日興シティグループ、みずほ両証券。購入単位は100万円で、10~29日に日興コーディアル証券やシティバンク銀行などの店頭で申し込みを受け付ける。【野原大輔】
毎日新聞 2008年9月10日 東京朝刊