【2008年09月18日06時09分 更新】


1.台風13号 18日昼にも強風域に
 (09/18 06:06)

台風13号は、速度を早めながら、九州に向かっています。県内は、18日昼過ぎにも、風速15メートル以上の強風域に入る見込みで、今後の台風の動きに、注意が必要です。台風13号は、17日午後3時には、奄美大島の西約290キロにあって、1時間に20キロの速さで、北東に進んでいます。中心の気圧は、990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は、23メートルとなっています。台風は、勢力をやや強めながら九州に向かっていて、県内は、18日昼過ぎにも、風速15メートル以上の強風域に入り、19日の明け方、最接近する見込みです。台風の影響で、県内には、これから、活発な雨雲がかかり、18日夕方までの24時間に、多いところで、300ミリの雨の降るおそれがあります。また、台風の接近に備えて、日南市教育委員会は、18日、市内全ての小学校と中学校で、給食後、児童・生徒を早めに下校させ、午後の授業を行わないことを決めました。


2.台風長期化で魚不足も…
 (09/18 06:06)

台風13号は動きが遅いため、今週初めから、漁に出られない漁船も多いようです。このため、魚の水揚げは大幅に減っていて、店によっては、品不足が深刻になっています。ゆっくりとした速さで、九州に接近する台風13号。日南市の油津港では、15日頃から漁船が避難していて、漁に出られない状況が続いています。漁協側によりますと、この時期は、カツオやシイラなどが2トン前後水揚げされますが、17日朝は、わずか60キロしかなかったということです。(日南市漁協・高橋重美販売課長)「きのうから極端に(水揚げが)少ない。しばらくは品不足が続く状態だと思う」一方、宮崎市の青島漁港でも、イセエビやアジなどの漁船、約30隻が、16日から避難しています。漁港から水揚げされた魚を扱う料理店では・・・。(中木場記者リポート)「台風13号が発生してから約1週間、長引く台風の影響でこちらお店では、出せない料理も出始めています」魚が足りないため、この店では、12品の魚料理のうち、海鮮ちらし丼や焼き魚定食など、3品が提供できない状態で、台風の接近に、関係者は不安を募らせています。(宮崎市漁協・細元睦生参事)「漁に長期間にわたって出れないとなると、客に新鮮な魚が提供できないということで苦労している、進路次第では、臨時休業も考えないといけない」また、宮崎市内のこちらのスーパーでは、県外の市場から直接、魚を取り寄せるなど対応に追われています。(ながの屋霧島店水産部リーダー・重春幸太さん)「太平洋側の近海漁の入荷が若干減っている現状だ、日本海側の魚があるので、バイヤーが買い付けて、入荷している」19日にも、県内に最接近する見込みの台風13号、予想以上の長期化が、漁業関係者や店側に大きな影響を及ぼしています。


3.汚染米問題 業者公表に波紋広がる
 (09/18 06:07)

問答無用の公表が波紋を広げています。16日政府が、流通業者を実名で公表した汚染米問題・・・。公表された業者は、政府の対応に怒りをあらわにするとともに、客への対応に追われています。全国に広がる汚染米問題を受け、政府は、16日、大阪の三笠フーズが転売した、全国375社の業者名を公表。県内は、全国最多の66社に上りました。(田島リポート)「汚染米の流通先の公表をうけ、県内の和菓子業者にも不安が広がっています」国富町のこちらの和菓子屋では、お盆の時期につくった、「らくがん」に使用した米粉に汚染米が混入していました。在庫は、既に卸業者によって回収されていますが、16日、汚染米の流通先として店の名前が公表されたため、店側は、消費者に電話で謝罪したり、他の商品の安全性を訴える貼り紙を掲示するなど、対応に追われました。店側によりますと、公表後は汚染米と関係のない、店の主力商品「白玉まんじゅう」にも影響が及んでいて、17日は、「白玉まんじゅう」が全く売れなかったということです。(店主は)「きょうも、白玉まんじゅうに汚染米を使ってるのではないかと言われた人がいるんです」さらに、店側は、業者名の公表に踏み切った政府の対応に、怒りをあらわにしています。(店側は)「(政府は)自分たちがしたことを、小さい和菓子屋を隠れ蓑にして、一般消費者に和菓子屋が悪いというような発表の仕方ですわ。今度の場合は。だから、そこへんが一番腹がたちますね」一方、東国原知事は・・・。(東国原知事)「小売とか卸しとか、宮崎県内の業者は、ある意味、知らずにそれ(汚染米)を製造して売ったわけですから、ある意味、被害者ですからね。それ(三笠フーズ)に対して、憤りを感じましたね」業者名の公表を巡っては、熊本の業者が流通していないのにリストに掲載され、農水省が謝罪したり、実名公表された奈良県の社長が自殺するなど、波紋が広がっています。一方、県は、公表された県内66業者について、風評被害による売上の減少や資金繰りの悪化が懸念されるとして、最大3000万円の金融支援を行うことを17日決めました。


4.宮崎大学医学部、地域特別枠で5人増員
 (09/18 06:07)

宮崎大学は、次の平成21年度の入試から、医学部に、県内の受験生を対象にした、地域特別枠の推薦入学制度を新設することになりました。募集人員は5人となっています。新しい地域特別枠は、政府が打ち出した医師確保対策に基づいて、宮崎大学が導入するもので、平成21年度の入試から、9年間の期限付きです。この制度の対象者は、県内の高校を、来年3月に卒業予定か、今年3月に卒業した受験生で、将来、県内の医療機関での勤務を希望していることが、事実上の条件となります。募集人員は、5人のため、医学部全体の定員は、現在の100人から、105人に増えます。また、すでに設置されている10人の地域枠は、これまで通り継続されます。(宮崎大学・村岡嗣文副学長)「地域医療に貢献できる、特に宮崎県に貢献できる学生をたくさん輩出したい」地域特別枠の願書の受け付けは、11月4日からで、1次選考は小論文、2次選考は、面接とセンター試験となっています。


5.温暖化の影響?南方系のチョウ発見
 (09/18 06:07)

最近、温暖化の影響で、南の地域に生息する昆虫が、北上しているといわれていますが、沖縄などで見られる珍しいチョウが、この夏、県内で見つかり、大淀川学習館に展示されています。見つかったのは、カバマダラというチョウで、オレンジ色の羽根と頭部が、白い星状のまだら模様なのが特徴です。(大淀川学習館・江頭順史さん)「私も見る機会があまりないんですが、もともとは沖縄とか、奄美大島とか鹿児島県の薩摩半島南端から南にいる」今年7月、日南市で幼虫が、また、9月に入ると、宮崎市の河川敷で成虫が見つかり、その後、大淀川学習館で繁殖、現在20頭余りにまで増えました。カバマダラは平成11年と去年にも、日南市で目撃されていますが、風に乗ってたまたま飛んできたのか、あるいは、温暖化の影響なのか、調査中だということです。(大淀川学習館・江頭さん)「南方系のチョウなので、冬を越すというのは大変。そういう確認ができれば越冬しているということなので、種として北上しているといえる」大淀川学習館では、「もともと県内にはいないチョウなので、野生には返さず、館内で飼育・繁殖させたい」と話しています。


6.日向市東郷で牧水祭
 (09/18 06:08)

郷土の歌人、若山牧水をしのぶ「牧水祭」が、命日の17日、生誕地の日向市東郷町でありました。牧水祭では、生前、牧水の愛した酒が、生家の裏山にある歌碑に捧げられた他、地元の中学生たちが、短歌の合唱を披露し、郷土の偉大な歌人をしのびました。この後、牧水公園に会場を移して、今年度の「牧水短歌コンクール」の表彰式が行われ、「一般の部」と「高校の部」の入賞者に、賞状などが贈られました。今年は、牧水の没後80年の節目の年で、日向市では、「イベントなどを通して若山牧水の偉業を広く伝えていきたい」としています。


7.シニアパワー・健康づくり特別企画展
 (09/18 06:08)

高齢者の社会参加や、健康づくりについて考える企画展が、宮崎市で始まりました。会場の県立図書館には、高齢者でも楽しめるニュースポーツを紹介するコーナーや、高齢者の経験や知識など、いわゆるシニアパワーについて紹介するコーナーが設けられ、パネルや本など、約100点が展示されています。この「シニアパワー・健康づくり展」は、9月28日まで開かれています。


8.えびので写真愛好家たちの作品展
 (09/18 06:09)

えびの市では、写真愛好家グループの力作を集めた作品展が開かれています。写真展を開いているのは、えびの市で、昭和43年から活動を続けている「写団えびの」で、会場のえびの市歴史民俗資料館には、自由なテーマで撮影された会員の作品、約50点が展示されています。「写団えびの」には、写真歴10年以上の会員も多く、ベテランならではの技術の高い作品が数多くみられます。中でも、落合登さんの作品「光・幽玄」では、竹で作られた灯ろうが階段を照らしている様子を、幻想的にとらえています。「写団えびの」の作品展は、えびの市歴史民俗資料館で、9月21日まで開催されています。