メキシコ・モレリア――メキシコ中部ミチョアカン州モレリアの広場、路上で15日夜、独立記念日の前夜祭に参加していた数千人規模の住民に手りゅう弾2発が投げ込まれ、7人が死亡、100人以上が負傷した。AP通信が報じた。
同州のゴドイ知事は麻薬犯罪組織によると犯行の可能性が高いと述べた。メキシコではカルデロン大統領が2006年に就任後、軍兵士を大量動員しての麻薬組織掃討作戦が強化され、銃撃戦、組織による報復攻撃などが頻発しているが、ミチョアカン州でも多発していた。
モレリアは、カルデロン大統領の出身地。知事が建物のバルコニーから住民に挨拶していた際、手りゅう弾が投げ込まれていた。知事は無事だった。住民が逃げ惑うパニック状態ともなった。
逮捕者は出ていない。