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ヤフーオークションにブラックバス 国要請で取り消し

2008年9月12日13時41分

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写真出品されたブラックバス(ヤフーホームページから)

 外来生物法で許可なく飼育することが禁止されているブラックバスが、ヤフーオークションに出品されていたことがわかった。環境省野生生物課は違法取引の可能性が高いとして11日、オークションの管理者に出品の取り消しを要請、12日までに出品が取り消された。外来生物法施行後にブラックバスが堂々とオークションに出品されたケースは例がないという。

 出品されているブラックバスは20〜30センチの3個体。同一人物が出品しているとみられ、「出品は神奈川県横浜市からになります。他でも販売しておりますので売り切れてしまいましたら販売できません。他にも何匹かいますのでサイズの選択可能です」などと説明している。出品価格は1匹3千円で、9千円で落札できるとしていた。

 環境省は「無許可の可能性が高く、取引されれば違法行為だ」としている。個人が無許可でブラックバスを取引すると、外来生物法では3年以下の懲役か、300万円以下の罰金が科せられる。

 ブラックバスは北米原産の肉食魚で、ルアー釣りの対象として全国に密放流され、在来の淡水魚を食い荒らして生態系を大きく破壊した。

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