16日午前8時半ごろ、北九州市小倉南区と福岡県苅田町にまたがるトヨタ自動車九州の小倉工場内でフェンス近くの変電所の計器盤ガラスが割れ、コンプレッサー室コンクリート壁前の砂利土が一部えぐれているのを社員が見つけ、福岡県警行橋署に届け出た。
 同署の17日までの調べで、周囲に手りゅう弾のような物の破片が散らばっていたことが分かった。けが人はなかった。
 15日午前、男の声で大手建設会社の名前を挙げ「この会社を使い続けるならば、爆発させるぞ」と脅迫電話があったことから、同署は何者かが脅迫目的で、フェンス越しに爆発物を投げ込んだ可能性が高いとみて、器物損壊の疑いで調べている。〔共同〕
(13:20)