2008年9月17日 12時30分更新
民間の医療法人から医師の派遣を受けて救急の受け入れを再開した武雄市民病院について武雄市の樋渡啓祐市長は患者1人当たりの診療単価が上がっているが高度な医療を地元の病院で提供できるようになったことの現れであり市民にとって喜ばしい医療を提供できるようになったという考えを示しました。
これは16日開かれた武雄市の定例市議会の一般質問で樋渡市長が答弁したものです。
議員からは民間の医療法人「池友会」から医師の派遣を受けて救急の受け入れを全面再開させた武雄市民病院について患者1人当たりの入院費などの診療単価が上がっているという質問が出されました。これについて樋渡市長は「確かに入院などの費用は値上がりしているがこれまで市民病院では命に直結する難しい手術ができず費用が安かった。
値上がりは脳や心臓などの高度な手術が出来るようになったためで近くの病院で医療を受けられるようになったことは市民にとって喜ばしいことだ」と述べました。
その上で樋渡市長は「新しい診療体制が整ってから病院は活性化している。
市と池友会との間で結ばれている基本協定を破棄するようなことは念頭にない」と述べました。