2008年09月17日

最新ディーゼルの低速の細さに関するご返答

アストラのディーゼルは1.7リッターで100馬力くらいのモデルでしょうか? そうなるとリッターあたり60馬力前後です。この範囲の馬力ならそれほど大きなタービンは要らないでしょう。

対してエクストレイルは2リッターで170馬力なので、リッターあたり85馬力です。2リッターの4500回転しか回らないディーゼルでこの馬力を出すには、とても大きなタービンと高いブースト圧が必要になります。

となれば、2リッターと排気量もそれほど多くありませんから、フルブーストになるまでは低速がスカスカになることが容易に予想できませんか?

大げさに例えるなら販売されているランエボ、インプを通り越して、排気量アップなしでデッカイタービンを付けたチューニングカーのような感じでしょうか。

ちなみにカタログの性能曲線では確かにディーゼル、2.5リッターガソリンともに1500回転で15kgmくらいのトルクが出ています。しかしそれはあくまでブーストが掛かっている状態での話で、実際の走行でブーストが立ち上がっていなければ、まったく違う話になります。

日産はそれのあたりが分かっているから、ドライバー任意のギアチェンジという対応がしにくいAT車は小さいタービンにして、さらにアンチラグのような装置を加えるまでしているわけです。

簡単にいえば、最新のハイパワーを狙ったディーゼルターボとかつてのトラックのエンジンに近いディーゼルターボはまったく違うものということです。

地域的な問題もあるかもしれませんが、一度お乗りになられてはいかがでしょうか。
posted by 親方 at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 弟子永田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106695185
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック