アストラのディーゼルは1.7リッターで100馬力くらいのモデルでしょうか? そうなるとリッターあたり60馬力前後です。この範囲の馬力ならそれほど大きなタービンは要らないでしょう。
対してエクストレイルは2リッターで170馬力なので、リッターあたり85馬力です。2リッターの4500回転しか回らないディーゼルでこの馬力を出すには、とても大きなタービンと高いブースト圧が必要になります。
となれば、2リッターと排気量もそれほど多くありませんから、フルブーストになるまでは低速がスカスカになることが容易に予想できませんか?
大げさに例えるなら販売されているランエボ、インプを通り越して、排気量アップなしでデッカイタービンを付けたチューニングカーのような感じでしょうか。
ちなみにカタログの性能曲線では確かにディーゼル、2.5リッターガソリンともに1500回転で15kgmくらいのトルクが出ています。しかしそれはあくまでブーストが掛かっている状態での話で、実際の走行でブーストが立ち上がっていなければ、まったく違う話になります。
日産はそれのあたりが分かっているから、ドライバー任意のギアチェンジという対応がしにくいAT車は小さいタービンにして、さらにアンチラグのような装置を加えるまでしているわけです。
簡単にいえば、最新のハイパワーを狙ったディーゼルターボとかつてのトラックのエンジンに近いディーゼルターボはまったく違うものということです。
地域的な問題もあるかもしれませんが、一度お乗りになられてはいかがでしょうか。
2008年09月17日
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