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2008年9月16日(火) 12:10 |
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振り込め詐欺防止装置が登場
高齢者を狙った振り込め詐欺は手口が巧妙になり過去最悪のペースで被害が拡大しています。こうした中、高松市で、携帯電話を使いながらATMを操作する客に注意を呼びかける装置が、四国で初めて登場しました。
今年2月、高松市の銀行に60代の女性が携帯電話で話をしながらやってきました。 事情を聞くと、電話会社の職員になりすまし、振り込みをさせる還付金詐欺でした。 今年に入り、香川県内では先月までに、未遂も含めて131件の振り込め詐欺事件が起きています。被害金額は1億4千万円に上ります。 ATMでの犯行も後を経たないことから、金融機関では、ATMの近くで携帯電話を使わないように呼びかけています。 こうした中、高松市の金融機関では、16日から新しい装置が登場しました。 携帯電話の電波を感知すると、メッセージが流れます。 職員の目の届きにくいATMコーナーの利用者を、振り込め詐欺から守るのが狙いです。 被害額が去年を大幅に上回り手口も巧妙になるなど、振り込め詐欺の被害は今後も増えることが予想されます。 利用者に注意を促し、被害を防ごうという取り組みは今後も広がりそうです。
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