岡山放送局

2008年9月16日 21時8分更新

燃料高騰 農家への支援検討

燃料価格の高騰を受けて、岡山県は先月から漁業者を対象に独自の財政支援を行っていますが、今後、燃料価格の高止まりが続けば、重油を燃料に使うハウス農家に対しても支援を行う考えがあることを明らかにしました。
これは、16日の県議会の一般質問で杉山農林水産部長が明らかにしたものです。
このなかで杉山部長は燃料費の高騰について、「農業は漁業と同様に経費に占める燃料費の割合が高く、冬場に向けて経営は厳しさを増すと予想される。今後の原油価格の推移を見ながら必要な措置を検討したい」と述べ、今後も燃料価格の高止まりが続けば、農家に対して財政的な支援を行う考えがあることを明らかにしました。

県は先月から、漁業者を対象に漁船の燃料の値上がり分を補てんする独自の財政支援に乗り出していますが、ハウス農家に対しても支援を検討していることを明らかにしたのはこれが初めてです。

また、海外から輸入される農業用の肥料も値上がりしていることについて、県は堆肥から肥料を作る技術の開発などを進めることで、農家の経営を安定させたいという考えを示しました。