2008年 9月 16日
事故米 岡山でも流通
汚染されたコメが岡山でも流通した疑いがもたれています。岡山の業者が菓子の原材料として農薬で汚染された疑いのある米の粉を購入していたことがわかりました。岡山県によりますと、岡山市の卸売業者2社が、汚染された疑いのある米粉約1.2トンを購入し、県内の菓子製造業者16社に販売したと言うことです。米粉は、草餅や大福などに加工されました。これまでに健康被害や苦情の報告はなく残された製品などの検査で農薬のメタミドホスは検出されなかったと言うことです。事故米は、問題の三笠フーズから福岡や兵庫の業者を経由して岡山に入っていました。流通段階で他の米と配合されたため、事故米の割合は5%から10%と少なく、食べても健康への影響はないとしています。

岡山市のゴミ処理有料化 来年2月実施
岡山市で家庭ゴミの処理が有料化されることになりそうです。岡山市議会の委員会は16日、ゴミ処理の有料化を来年2月から実施するとした条例改正案を賛成多数で可決しました。委員会では初めに前回、委員から要望の出ていた指定ゴミ袋の値段の引き下げについて市は50円から変更する考えが無いことが報告されました。このあと、ゴミ処理の有料化を来年2月から実施するとした改正条例案の採決が行われました。一部の委員からは「2月からの開始は時期尚早」、「議論が尽くされていない」などと継続審査を求める意見も出されましたが、結局、賛成多数で原案通り可決され、来年2月から家庭ゴミの処理が有料化されることが事実上決まりました。この問題を巡っては、今年の2月議会以降、2度に渡って継続審査となっていました。条例改正案は18日の本議会で正式に可決される見通しです。

チボリ再就職相談ルーム
今年末、倉敷チボリ公園の閉園に伴って解雇される従業員の再就職に向けて今月1日に開設された支援室が本格的に動き出しました。今月から社内に開設された再就職支援室は坂口正行社長を室長に9人のスタッフで構成されています。閉園に伴って解雇される社員87人と約300人のアルバイトに対して再就職先の情報提供や就職相談などを行います。16日は希望する職種や収入など再就職の条件を登録に訪れる従業員の姿がみられました。すでに岡山県内外のレジャー施設やホテルなど40以上の企業から求人の申し出があったということです。支援室では就職先となる企業の確保に努め、約400人全員に就職先を提供していきたいとしています。

JR高島駅南側改札口使用開始
岡山市にある山陽本線のJR高島駅に南側の改札口が新設され、16日の朝から使用が始まりました。新しい改札口が設置されたのは岡山市清水にある山陽本線のJR高島駅です。JR高島駅は1日6000人が利用しますが23年前の開業以来、駅の北側にしか改札口がありませんでした。地元の住民の要望を受け、岡山市が総額5200万円をかけて駅南側のホームに自動改札機と券売機を設置しました。使用開始となった今日は新しく出来た自動改札機を通って朝から通勤通学客が利用していました。また、駐輪場の一部を改装して改札口に通じる市道と外灯が整備されました。岡山市では、利用者の増加と駅の利便性向上につなげたいとしています。

マスカットワイン初仕込み
岡山県産のブドウ、マスカット・オブ・アレキサンドリアを使ったワインの仕込みが16日から赤磐市のサッポロワイン岡山ワイナリーではじまりました。ワインの原料に使われるのは岡山県が、全国の生産量の9割以上を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリア45トンです。仕込み作業では機械を使ってマスカットの果実だけを集め、果汁を絞りとっていきました。今年の夏は猛暑で雨が少なかったため全体的に小粒ですが甘みと香りが濃縮されていて美味しいワインが期待できるということです。仕込が終わったワインは半年間、熟成したあと瓶詰めされ、来年5月には店頭に並ぶという事です。