最新KCTニュース

[2008年9月16日(火)の KCT TVニュースから]

青年海外協力隊員が出発挨拶(倉敷市)

JICAの海外ボランティア派遣事業で青年海外協力隊員としてスリランカに派遣される倉敷市の隊員が、出発を前に市長に挨拶しました。
倉敷市役所を訪れたのは、倉敷市玉島の保健師、原田佳代さん35歳です。9月22日から2年間、世界各国へ派遣される11人の海外協力隊員の一人に選ばれた原田さんは、保健師としてスリランカで活動します。伊東香織市長から激励をうけると、「自分の持てる力を発揮して現地の皆さんのお役にたてるようがんばってきます」と出発前の抱負を話しました。

児島支所職員 ジーンスで「せんいまつり」PR(倉敷市)

来月18・19日の2日間、倉敷市児島で開かれる「秋のせんい児島瀬戸大橋まつり」を広くPRしようと、今日から倉敷市児島支所の職員がジーンズ姿で公務をしています。
児島支所では、去年の秋から「繊維の町児島」を広くPRしようと、春と秋の年2回開かれる瀬戸大橋まつりを前に職員がジーンズを着用して業務についています。これまではイベント開催2週間前からの着用でしたが今回からは、期間を1カ月前からに拡大しました。今日は窓口業務の職員を中心に有志24人が、ジーンズ姿でてきぱきと仕事をこなしていました。大嶋実支所長自らも上下ジーンズ姿で、携帯電話ケースまでデニム製です。児島支所でのジーンズ着用は秋のせんい児島瀬戸大橋まつりの前日10月17日まで実施されます。

社会人野球日本選手権岡山・鳥取県予選 オーシャンズ優勝(倉敷市)

社会人野球の日本一を決める日本選手権大会の岡山県・鳥取県予選で、倉敷オーシャンズが5度目の優勝を飾りました。
3回までピーチジャックス先発石田の前にノーヒットに押さえられていたオーシャンズは4回。一死1塁から5番鈴木が1, 2塁間をしぶとく破るチーム初ヒットを放ち、一死1,3塁とチャンスを広げます。ここでオーシャンズベンチは、スクイズを仕掛けます。これをファースト田中がホームへ悪送球。オーシャンズが1点を先制します。続く照沼がセンターへ弾き返し、鈴木が2点目のホームを踏みます。そして、7番有安の打球はファーストゴロ。再びピーチジャックスの守備が乱れて3点目。このあとさらに1点が入り、ピーチジャックスにとっては痛いミスでの4失点となりました。オーシャンズの先発三谷はランナーを背負うものの、粘り強いピッチングで相手に得点を許しません。好投する三谷に応えようと7回。オーシャンズは、相手のミスで二死ながら3塁へランナーを進めると打席には2番馬場。馬場はきっちりと左中間へ打ち返し5点目を奪います。ピーチジャックスも8回裏。二死1,2塁とチャンスをつくり4番福田を迎えますが、打球はセカンドゴロ。あと一本が出ません。先発三谷は、7安打を打たれながらも要所をしめ見事完封勝利。オーシャンズは予選リーグを全勝で勝ち抜き中国予選出場を決めました。第35回社会人野球日本選手権大会中国地区予選は、10月10日から倉敷マスカットスタジアムで開催されます。

おかやまビーチサッカー大会(玉野市)

玉野市の渋川海岸でビーチサッカー大会が開かれ、白熱した試合を繰り広げました。
おかやまビーチサッカー大会・イン・渋川は、6月大会に続き、今年2回目の開催となります。大会では、園児から一般までの四つの部に分れて試合が行われたほか、全国ビーチサッカー大会の中国地域予選会も合わせて実施されました。一般の部のエンジョイカップでは、玉野市内外から、16チームが参加し、予選を勝ち抜いた岡山市のD・M☆F・Cと地元の玉野市消防チームが決勝戦に挑みました。試合は序盤から玉野市消防チームのペースで展開され、4番、七瀬が相手キーパーのこぼれ球をゴールに押し込み、先制点を挙げました。後半も消防チームの勢いは止まらず、10番・山下が立て続けにゴールを決め、結局3対0で、玉野市消防チームがD・M☆F・Cを下しました。また、キッズの部のコートでは、地元幼稚園と保育園の園児たちが出場し、砂に足を取られながらも、ゴールを目指して一生懸命にボールを追いかけていました。なお、全国大会中国地域予選会は、岡山県代表のラ・ベル・エキップが優勝し、10月に沖縄で開かれる全国大会の切符を手に入れました。

青色回転灯パトロール隊 出発式(倉敷市)

水島警察署管内の四つの地区に新たに青色防犯パトロール隊が誕生し、12日の夕方、合同出発式が行われました。
水島警察署管内には去年の11月に連島南学区見廻り青パト隊が初めて誕生し、地域の見回りを続けています。このほど、北畝1丁目地区をはじめ北畝3丁目、五福学区、連島東学区にもそれぞれ青色防犯パトロール隊が誕生しました。水島警察署で行われた出発式では、難波隆吉署長が「皆さんの活動が地域の安全安心につながることを期待しています」と挨拶しました。水島警察署管内では今年8月までに951件の犯罪が発生しています。これは去年に比べ3.8%増加しており2年ぶりに増加に転じました。犯罪のうち、最も多いのが自転車やオートバイなどの乗り物盗となっており、水島警察署では青色回転灯をつけた車が見回ることで犯罪抑止につなげたいとしています。このほど誕生した4地区のパトロール隊は週に1回ー2回のペースで通学路などを中心に見回り活動を行い不審者の目撃情報などを警察に通報します。水島警察署では現在、青色防犯パトロール隊のない福田地区や広江地区にも地元町内会などに協力を呼びかけ早い段階でパトロール隊を組織したいとしています。

吉備真備公しのび弾琴祭(倉敷市)

倉敷市真備町ゆかりの偉人吉備真備の遺徳を偲ぶ弾琴祭が13日、真備町呉妹で開かれました。
弾琴祭は中秋の名月の時期にあわせて開かれている恒例行事です。今年は生憎の天気で会場を呉妹小学校に移して開かれ、地区住民およそ800人が集まりました。体育館のステージには真備公を奉った祭壇が設けられ琴奏者の杉本節子さんと尺八奏者の荒川陶山さんが厳かな調べを奏でました。このあと体育館では子どもたちのステージ発表で賑わいました。最初に登場した歌と踊りのグループ「ゴールドフィッシュ」は、薗公民館を拠点に活動している女の子ばかり8人のグループです。揃いの衣装で元気なダンスを披露しました。続いては呉妹小学校の児童有志26人によるソーラン節。毎年弾琴祭で披露するのが恒例で今年も夏休みが明けてから休み時間を使って練習しました。児童たちは5月の運動会でも発表しており息のあった力強い振り付けで会場に集まった保護者らの目を引いていました。そして、弾琴祭を盛り上げるために作られた呉妹小「だんきんクラブ」のメンバーによるお茶会は大変な人気となりました。倉敷市の伊東香織市長も子どもたちの点てたお茶にほっと一息ついていました。一方、建物の外では地域の婦人会や町内会のバザーのテントが並びました。うどんに串焼き・焼きソバなどが販売され、訪れた人たちが次々に買い求めていました。弾琴祭は昭和24年に名月鑑賞と琴の演奏の会を開いたのがはじまりで今回で節目の60回を迎えました。すっかり地域の行事として定着し真備公を称える行事の中でも代表的な催しになりました。この日は生憎、月は顔を出しませんでしたが訪れた人たちはそれぞれ笑顔で祭りを楽しんでいました。

歴史ある町並みを継承 近江八幡で「継ぐ」プロジェクト

伝統的建造物群保存地区のある地方都市が集まって交流する会議「『継ぐ』プロジェクト」が、滋賀県近江八幡市で開かれました。
『継ぐ』プロジェクトは、歴史ある町並みや景観、暮らしなどを、次世代に継承するため発足した交流会で、倉敷商工会議所や倉敷ケーブルテレビなどが呼びかけて去年、発足しました。今回は滋賀県近江八幡市を会場に、倉敷市からは5団体13人が参加したのをはじめ、富山県高岡市や鳥取県倉吉市など近畿・北陸・中四国の各都市から商工会議所やケーブルテレビ局、まちづくり団体の関係者ら21団体、50人余りが集まりました。会議では、歴史的な八幡堀の保存や水郷地帯の景観保全に努めてきた前の近江八幡市長川端五兵衛さんが講師になり、駐車場にする計画のあったヘドロだらけの八幡堀を再生した青年会議所時代の話を中心に講演しました。この中で、川端さんは、「歴史的・文化的景観を築いた先人に敬意をはらいたい。死ぬときに満足できる姿の故郷であってほしいと思う」と参加者に思いを語りました。このあと、それぞれの街の現状や取り組みを紹介する事例発表を行ったほか、市内の伝建地区の散策や、国の「重要文化的景観」第1号に選ばれた水郷地帯を舟で巡るなどして、地元の生活や自然・文化、景観保全への取り組みなどで理解を深めました。次回の『継ぐ』プロジェクトの会議は、来年、鳥取県倉吉市で開く予定です。

国立ハンセン病療養所で研修会(総社市・瀬戸内市)

先月、倉敷市の教育委員会が主催して、ハンセン病の療養所を訪れた話題をお伝えしました。総社市でも先週、人権教育の一環で瀬戸内市にある国立ハンセン病療養所を訪問しました。
総社市では、人権問題の解決を目指して、関心や理解を深めてもらおうと、さまざまな講座を開いています。今回は、ハンセン病問題をより多くの人に知ってもらうために総社市内の学校やPTA老人会・企業などから45人が岡山県瀬戸内市邑久町の長島愛生園を訪れました。参加者たちは、施設の見学や、入所者の体験を聞いたりしてハンセン病の理解を深めました。元ハンセン病患者の池内謙次郎さんは、入所した12歳の頃から現在までを語りました。差別と偏見にも真っ直ぐに立ち向かってきた池内さんの話が心に響きます。

いのちの講演会 あいだみつを美術館館長が講演(倉敷市)

書家で詩人の相田みつをさんの長男、一人さんを招いたいのちの講演会が倉敷市芸文館で開かれました。
この講演会は、赤ちゃんを産みたいけれど、金銭的な理由などで出産を迷っているお母さんたちをサポートする「円ブリオ基金」を広く知ってもらおうと17年前から毎年開かれています。今年は「いのちーいちばん大切なものー」と題して相田みつを美術館館長の相田一人さんが講演しました。相田さんは、父みつをさんの作品のひとつ「めぐりあい」という作品を紹介しながら、「人生最大の出会いは親子の出会いだと思う。親が子どもにめぐり会えて本当に良かったと思っていることが、子どもに伝われば子どもの背中はいつもあたたかいのではないか」と話しました。また、父みつをさんとの小さい頃の思い出も交えながら、作品作りも子育ても思いや愛情をこめることが大切だと語りました。集まった人たちは相田さんの笑いを交えた話しに聞き入っていました。円ブリオ基金では今年春全国で158人の赤ちゃん誕生をサポートし、倉敷でも1人の赤ちゃんが基金を受けて誕生しています。

(最終更新 09/16-18:52)


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