ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

スポーツ

外部から最大で理事、監事3名ずつ…武蔵川新理事長が改革着々

9月16日8時1分配信 スポーツ報知


 日本相撲協会が、今月中に外部から理事、監事を最大で3名ずつ登用することが15日、分かった。秋場所2日目のこの日、両国国技館で臨時の理事会、評議員会を開き、寄付行為が定める役員定数の増員を承認。複数の幹部が、外部から理事と監事それぞれ最大3名を登用すると明言した。今後は人選に着手し、今月中に臨時の理事会、評議員会を開き角界初の外部役員が決まる。朝青龍(27)=高砂=と白鵬(23)=宮城野=の両横綱は安泰だった。

 場所中に開かれた異例の臨時理事会。議題は外部役員の人数だった。昨年からの不祥事で監督官庁の文科省から外部役員の起用を要請されていたが、北の湖前理事長(元横綱)は理事、監事各1名ずつを考えていた。一連の不祥事で、閉鎖体質への批判が急増。1名では議決に何の影響もない。「再発防止へすべてのウミを出し切る」と掲げた武蔵川新理事長(元横綱・三重ノ海)は腹を決めた。外部役員は理事と監事で最大各3名。複数起用は改革へ挑む本気の表れだった。

 外部役員の起用へ協会の規約となる「寄付行為」を改訂し、評議員会で承認を得た。変更点は理事と監事の定数で7名以上10名以内とされた理事を、9名以上13名以内に、2または3名の監事を3名以内へ。現行の監事は副理事となる。理事長は直ちに、相撲界に理解のある政財界の第一人者を候補に人選に着手。文科省から期限とされている今月中に角界初の外部役員を決定する。

 複数の外部理事登用で、「お約束」の決定は激減する。これまで相撲界はどんな議題も常に「満場一致」でまとめてきた。外部から人材が入れば、活発な議論が期待できる。さらに、互選の理事長は、将来的に外部理事長の就任もあり得る状況になった。また、監事をすべて外部から起用する意味も大きい。通常、監事は協会の最高議決機関となる理事会の進行を監視する役職。理事会で外部の目が光れば、親方同士の「お約束」での議事進行は激減する。

 再発防止委員会の山口弘典委員は今回の決定を「これまでの相撲界を考えると大きな一歩だ」と評価。ただ、ある理事は今回、登用する人数を「理事、監事合わせて1〜3人ぐらいになる」と明かしており、定員に満たない可能性もある。どんな人選を理事長がするのか。期待に応える人材を登用してほしい。

【関連特集】
  朝青龍特集

最終更新:9月16日8時1分

Yahoo!ニュース関連記事

  • ソーシャルブックマークへ投稿 0
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

主なニュースサイトで 日本相撲協会 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)


提供RSS
MAJOR.JP
MAJOR.JP
MLB日本語公式サイト
松坂・松井・イチローなど日本人選手情報満載!
(C)Getty Images/AFLO