太陽の活動が地球の気候に大変な影響があり、太陽活動の大小によって、地球が氷河期にもなり、温暖化にもなる。
太陽活動が低下すると地球の天候に多大なる影響を与えることが知られていますが、この1ヶ月間、なんと太陽の表面上に1つも黒点が観測されていないことが明らかになりました。
黒点の数は太陽から発せられる磁気の強さとも関連しており、かなり重要な出来事だそうです。
太陽の黒点のデータは1749年からずっと集められており、前回、同じように黒点が全くなくなったのは1913年の6月であるとのこと。
黒点は11年ごとに活動がゆっくりになり、数もゼロに等しいレベルまで落ちていくとのこと。
しかし、通常はすばやく活動サイクルが元に戻るため、あまり問題にならないそうです。
しかし今年に入ってから最初の7ヶ月はなんと黒点の平均数がわずか3つしかない状態が続き、8月にはついにゼロになったというわけ。
一体、これによって地球にどのような影響がもたらされるのでしょうか?
まず、2005年にアメリカ国立太陽天文台の二人の学者が太陽の磁気変化を観測した結果、「今後10年以内に黒点の数はゼロになる」と予測した論文を発表しましたが大論争を巻き起こし、結局は雑誌への掲載を拒否され、「確証のない結論だ」として、笑いものになっていました。
この論文の第一著者であるWilliam Livingston氏は「拒否したことは当時は正当化されたかもしれないが、最近のデータは私の理論の正しさを示している」としています。
そして、黒点数が減少することにより何が起きるのかというと、気温が低下する可能性があるとのこと。
というのも、気候学者のAnthony Watts氏によると、TSI(太陽の放射束密度の合計)に対する太陽黒点の影響は無視できるが、太陽の磁気圏の減少は地球の雲の編成に影響し、気候にも影響を与えるとのこと。
この理論は、もともと、物理学者であるHenrik Svensmark氏が提案したもので、昨年にSvensmark氏が行った「SKY」という実験によると、銀河宇宙線が雲成長を促進する分子クラスターの化成を増加させることを証明した、としています。
さらに、フィンランドのオウル大学の太陽物理学者Ilya Usoskin氏によると、宇宙線と地球上の雲量の間には相関性があり、「より多くの放射線はより多くの雲と等しい」そうです。
なお、米国海洋大気庁(NOAA)は8月21日に小さな黒点があったとレポートしていますが、それ以外のすべての太陽の黒点を観察している機関は「8月には黒点はなかった」と報告しています。
一体、何が起きようとしているのでしょうか?
太陽の活動は11年の周期で変動するが、昨年2007年は、1755年から数えて23回目の活動周期が終息した極小期であった。
今年1月に入り、国立天文台の太陽望遠鏡が昨年までとは特徴の異なる黒点をとらえた。
これは、太陽の第24周期が始まったことを示していると見られていた。
太陽活動が変動するメカニズムには、まだはっきりと解明されていない点も多く残されており、今後の活動を予測するのは簡単ではありません。
『富士山初冠雪94年ぶり記録更新』
富士山の冠雪が8月9日、甲府地方気象台(甲府市)で確認された。
過去一番早い初冠雪は1914(大正3)年の8月12日。
初冠雪の認定には、日中平均気温が年間で最も高い日以降という条件があり、夏が終わらない現時点では認定できないが、同気象台は 「過去最速になる可能性はある」としている。
甲府気象台によると、この日は昼すぎから大気の状態が不安定になり、
山頂近くでひょうが降ったとみられる。
冠雪は山の一部が白くなったと 同気象台から目視できた際に認められるため、ひょうでも構わない。
同気象台は午後5時20分ごろ、山頂から谷筋にかけ白くなった様子を確認。
静岡市や静岡県富士市などからも目にすることができた
『北海道で100年ぶりの低温記録』
8月22日、最低気温は、北海道稚内市の沼川で1・5度など道内各地で8月としては観測史上最低を記録。
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1973年の第1次オイルショックの時、代替エネルギー模索の動きが起こったけど、間もなく尻すぼみになってしまいました。原因は、政治情勢が一段落して石油価格が下がったから。
今回、お天道様の黒点のお蔭で多少寒冷化しても、環境対策、CO2・温暖化対策は続けてもらいたいものです。
1973年の時は、「石油はまだ十分に埋蔵量がある」と言って石油節約の試みに水を差したおバカな科学者がいたけど、そんなことが今度は起きませんように。
ヒト科ヒト属が環境を破壊しているのは確かなんだから。
コメント有難うございます。
世界では地球温暖化が叫ばれCO2削減が問題視されているが、今より温暖化した世界は今より悪い世界なんでしょうか、?
西日本では今より暑くなると住み難いが、宮沢賢治の『寒さの夏はおろおろ歩き』の詩のように、東北や北海道では寒冷化したほうが住み難い筈だ。
寒冷化の方がは怖いですよ。
北半球の大陸は極地方向に偏在しており温暖化で使い物にならない極北の凍土が溶けて農地面積が飛躍的に拡大する可能性は如何でしょうか。?
ロシアやカナダは農業で豊かになり日本はフィリピンやインドネシアの様に熱帯化。
りんごやみかんは止めてパパイヤやマンゴーを作るようになる。
ホタルさん。
今の世界が温暖化しているのは事実ですが、1970年頃は寒くて『地球は寒冷化している』『もう直ぐ氷河期が来る』なんて話が学者によって本当に論じられていたんですよ。
今の温暖化論は、純粋な科学とはかけ離れて政治問題や道徳問題として論じられている。
アメリカのブッシュ政権のバイオエタノール推進で食糧問題にもなっている。
これは問題です。
これでは冷静な議論はとても無理です。
化石燃料の消費削減は『ヒト科ヒト属が環境を破壊しているのは確か』として道徳問題化してしまっている。
確かに資源の浪費は良くない。これは正しい考え方です。
社会科学と道徳は関係してきますが、しかし、自然科学と道徳の間に相関関係は有りません。別個の問題です。
昨今の温暖化論議では、捕鯨禁止に道徳問題を言い出したグリーンピースやシーシェパードみたいに動機が不純で胡散臭いものを感じる。
CO2温暖仮説は未だ科学的に解明されておらずインチキの可能性は大きいですよ。
大気中のCO2濃度が戦後異常に高まっていることは事実です。それが温暖化をもたらすかどうか以前に、ヒトの経済活動によって地球環境がこんなに「急激に」変化していること自体が問題と考えます。だから、環境対策は続けなければいけない。CO2その他のガスの排出も、温暖化に関係なく減らすべきです。
私が「ヒト科ヒト属が環境を破壊している」と言ったのは、化石燃料の大量消費に限定したものではありません。各種資源の浪費、生態系を歪める「急激な」開発などの意味で、確かに環境を破壊しています。(生態系はそもそも変化するものですが、生物が適応できるだけの時間がかかるものです。恐竜時代の一説隕石衝突ならば誰の意図でもなく不可避ですが、自分たちの利益ばかりを求めてのヒトの活動は、いわば意図的であり、不可避ではありません。)
自然科学が観察・発見・分析・理論構築のみに携わっている限りは、自然科学と道徳の間に相関関係はありません。しかし、自然科学が応用分野に関わったその瞬間から道徳との相関関係が発生すると考えます。
昔、お題が地球温暖化傾向は氷河期の前兆だみたいな内容が書かれている本を読んだ記憶があるのですが氷河期になったら最後、人間は絶滅するであろうなんていう恐ろしい内容でしたが最近の気象状態をみてるとまんざら単なる作り話しではないのかななんて考えております。
『温暖化に関係なく減らすべきです』との説は全面的に賛成しますし、それ以外の道徳的な問題提起に対しては全面的に賛成したいと思いますが、最期の一言だけは賛成いたしかねる。
自然科学と道徳とを関連付けるのは危険極まりない行為ですよ。
科学は万人に平等に共通に適用される。しかし道徳(内心)は個人個人で別々であるべきです。
昔はそうでは無かったが今では、個人の心の中は誰であれ触れるべきではない聖域で、誰からも干渉されない自由がある。
道徳と社会科学とはある程度の関連性はあるが、其れも限定的であるべきです。
例えば、法律に介入すべきでない。
今イスラム世界で問題に成っているイスラム法は道徳を法律にしたもので、不倫は男女とも石打による死刑で、日本なら芸能人や保守政治家なんか殆ど死刑ですね。
イギリスでは60年代までホモを罰する刑法が存在し普通の司法警察が取り締まっていた。
鶴の恩返しでは有りませんが『決して見てはなりませぬ』言われると誰でもコッソリ覗きたくなるものです。
キリスト教の聖書の道徳を法律に書いた結果が大変な事になる。
それで今でもイギリス人の男は一生のうちで一度はホモを試してみるし、十分一はホモになるらしい。
恒久さん。
今は氷河期と氷河期との間の間氷期で、大騒ぎするまでも無く地球の温暖化自体は当たり前なんですよ。
グリーンランドと南極大陸には大きな氷床が有り未だ氷河期の最期であるとの説もあるらしいが、温暖化より寒冷化のほうが何倍も怖い話です。
温暖化すればロシアやカナダの広大なツンドラ地帯が緑の大地に変わる可能性があるが、寒冷化して氷河期が到来すれば一大事。
ニューヨーク市内の公園の大岩は氷河末端のモレーンらしいし、ヨーロッパ大陸は南部の一部以外は氷河で覆われるらしい。
富士山の初冠雪が8月9日94年ぶり記録更新したが、過去一番早い初冠雪は1914(大正3)年の8月12日。
この年人類は其れまでの軍隊対軍隊の戦争ではなく、全く未知の国民全部を巻き込んだ国家連合対国家連合の総力戦(第一次世界大戦)という未曾有の惨劇に突入した。
恐ろしい話です。
よろしくです。さて、
>今は氷河期と氷河期との間の間氷期で、大騒ぎするまでも無く地球の温暖化自体は当たり前なんですよ。
とありますが、間氷期だから温暖化自体は当たり前、と考えるのは早計過ぎますね。
今問題になっているのは、人為起源による地球温暖化であって、自然(太陽などの)による温暖化とは別物であるという正しい認識が必要かと思います。
それから寒冷化の問題ですが、確かに同じ温度だけ温暖化/寒冷化する場合は、寒冷化の方が問題でしょう。
しかし現時点においては、明らかに温暖化傾向にあるのです。
極一時的な現象を捉えて寒冷化と叫ぶ人たちもおられますが、残念ながらそれは誤りですね。
自ら一科学者と名乗るお方がこれから先のことはさておき現時点だけを問題視することのほうが私のような一素人から見てもより問題ではないかと考えます。
一万年前の氷河期に比べて温暖化しているのは当然とのコメントなんですが、少し表現が大雑把すぎて誤解されたようです。
今の温暖化自体は事実です。
いや〜あ。今と比べ30年ほど前は本当に寒かった。
兄弟姉妹に言わせると『いや60年前の方がもっと寒かった』と反論されましたが、当時はマトモな家も服もマトモな食事も無く腹を空かしていたので結果的に寒かった。
しかし衣食住が足りていても70年頃は今より随分寒かった。
今の温暖化自体は本当ですが、しかし残念ながら温暖化議論には嘘が多い。多すぎるんですよ。
当方のブログでの記事、
ノーベル平和賞の胡散臭さ。ゴアはインチキ臭い。
政治 / 2008年02月11日
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/5dbd31388d9ea2c4ce2af43696e098ca
を読んで後に感想のコメントを御願い致します。
それを一万年前の氷河期と比べてどうするおつもりでしょうか?
科学的センスに問題ありと言えるでしょうね。
さて、2/11の記事に対するコメントをとの事ですが、突込みどころが多すぎてどこにコメントを差し上げればよいのか困ってしまいます。
出来ればどこか限定していただけないでしょうか。
>科学は万人に平等に共通に適用される。しかし道徳(内心)は個人個人で別々であるべきです。
これを読んで、どういう意味で「自然科学と道徳は相関関係にない」と言われたか分かったような気がします。自然科学は個々人の道徳観念によって干渉されるべきではない、という意味でしょうか。それならば、同意できます。
ただし、やはり応用分野以外の領域においてです。それは、自然科学もそれを行うのは人間であるからです。例えば、原子・素粒子の研究はそれ自体はヒトの世界理解を深めます。が、知見を利用して何かしようとする瞬間に、その研究者の道徳観が大きく問われなければなりません。医療技術に使うのか、原子爆弾を作るのか。また医療だからと言ってノーチェックでいい訳ではない。医療は生命にどういう関係を結ぶのか、根本から考えなければいけないと考えます。一人一人の持つ道徳観念は違う。だから綿密な議論を交わすべきでしょう。
次に、法律の例を出されていましたが、「例えば、法律に介入すべきでない」は、タイプミスかなと思いました。「法律は介入すべきではない」と言われたかったのでは? 法律は、時代時代の人間の(大抵は支配者層の)利害と通念にどっぷり浸かって作られるものですよね。ブログ主さんの挙げられた例もその辺のところを指摘されているのだと解釈しました。