作品展も無事終わり、見に来てくださった方々、どうもありがとうございました。
搬入当日まで細かいところの修正をしていたためか、作品展がスタートしてから反動で気が抜けたようになっておりました。
今日になって、ようやく力が戻ってきたような…。
せっかくカリグラフィースクールも夏休みなので、前からやりたいと思いながら、実行しなかったことをやろうとペンを握りました。
やりたかったこと その1.
今まで歴史的な書体の書き方を「習う」のが当たり前になっていましたが、教えられていない書体を自分で分析し、書くことをしてみたかったのです。
前から目をつけていたのがベネヴェンタン書体。
8世紀から南イタリアのモンテカッシーノ修道院を中心に書かれ、12世紀頃に隆盛を迎えた書体です。
この時期ヨーロッパの他の地域ではカロリン体が盛んでしたが、南イタリアやダルマシアあたりでよく書かれたこの書体は、カロリンにも特徴が似ていながら、それより前の時代のルクソイユ体などの特徴も含まれ、一見すると読みやすそうなのに、読んでみると読みにくいXハイトの低い文字です。
自分の持てる知識を総動員すれば、書き方を習わなくてもわかるんじゃないかと、ひと文字ごと考えながら書いてみました。
写本を分析しながら書くって面白い!
書家によって多少特徴があるので、書き方も一通りではないかもしれないですが、こんな風にペンを動かしているんじゃないかと推理しながら書くと、ふだん使っていない脳の部分が使われているようで気持ちがいいです。
結論的には、こういう書き順やペン運びはしないだろうという固定観念を裏切るような点がいくつかありました。
でもどうでしょう。写真の左上に貼り付けているのが写本の文字。
方眼紙に書いているのが私の文字ですが、かなり近い感じになっているでしょうか。
同じクラスの友人たちは、今日、フランス国立図書館での写本研究旅行に旅立っているはずですが(ああ、羨ましい)、こんな風に自宅で勉強できることもあるので、また時々やってみようと思います。
練習を重ねてベネヴェント書体を使った作品づくりも、そのうち実現させたいと思っています。
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カリグラフィーを始める時点で、文献や書体の知識はかなりおありだったのですか?
2008/8/14(木) 午前 11:48
コメントありがとうございます。
写本の知識は始めるまで皆無でした。
そういう知識が身についてきたのは、ひとえにガッチーニ先生と出会って叩き込まれたおかげだと思っています。先生はフランス国立図書館の研究員として、国宝級の写本を直に研究してこられた世界でも指折りの碩学カリグラファーです。彼女から学ばなければ、私が古文書学に首をつっこむことは不可能だったでしょう。
ヨーロッパに留学でもしなければ出会えないような先生が、偶然にも日本で開校されていたというのは、とてもラッキーだったと思っています。
趣味として学びに来る人だけでなく、遠方から新幹線に乗ってくる生徒や、タイポグラフィやフォント・デザイナーたちも先生のもとにやってくるのは、肩を並べられるほど知識のあるカリグラファーが他にはいないからなんだと思います。
2008/8/14(木) 午後 8:19 [ angelic feline ]
すごいです!習わずに、ご自分で研究してこれだけ書けるんですね。立派な先生にめぐり合い、基礎が出来てるからでしょうね。
繊細で、しかもシャープな方なのでしょうか?字を見ていて、何となくそんな気がして・・・間違っていたらごめんなさい。
2008/8/16(土) 午後 11:16 [ マルガリータ ]
マルガリータさん、コメントありがとうございます。
書体の歴史を学んできたため、時代と時代の中間期にある未知の書体も、なんとなくその変遷の過程が想像できるようになっていたみたいです。
この書体を現代風に読みやすくアレンジできるようになれば大したものなんでしょうが、今のところ真似するのが精一杯です。
繊細さは全然持っていないのですが、子供の頃から雑だと言われ続けたので、そう言っていただくと最大の欠点をいくらか克服できているのかもと自信を与えてくれます。ありがとうございます。
シャープさに関しては悪知恵・毒舌といった方面では、大いに発揮できているようです。
2008/8/17(日) 午後 10:53 [ angelic feline ]
「悪知恵・毒舌」を「大いに発揮できている」と誇称するあなたは、カトリック信者としては危機的どころか失格でしょう。冗談とや悪ふざけにしても、見過ごすわけにはいきません。悪習への耽溺は霊魂を地獄的な状態に曝露し続けているだけだからです。angelic felineさん、悪と傲慢を捨て、まず心を洗って下さい。あなたの信仰は一体どこにあるのですか?
2008/9/12(金) 午後 0:53 [ Vincent ]
カリグラフィースクールのホームページに行ってましたが、そこである人名に目が止まりました。十数年前リトル・ペブルという悪名高い偽幻視者の講演会で、その偽幻視者の隣で通訳をしていた女性の名前です。「悪知恵」とか「毒舌」とかいう言葉を目にすると、背筋に寒々しいものが走ります。
2008/9/14(日) 午後 10:08 [ Vincent ]
その女性はカルト教団で主催者の側にいたということになります。その女性が相も変わらず調子に乗ったことを放言していると知り、悔しさと怒りを禁じ得ない人も世の中にはいます。そんなことが言えたお前か、という悔しさと怒りということです。
2008/9/15(月) 午前 3:09 [ Vincent ]
Vincentさん、はじめまして。4日間にわたる必死な書き込みお疲れ様です。
カトリックの定義では、罪とは実際に行動を起こさないと罪にはならない、考えただけでは罪にならない、と習いました。
自分の欠点と起こしやすい罪を自覚していることが、なぜあなたにとっては悪と傲慢になるのでしょう? 悪習に耽溺しているかどうかは、私が行った罪そのものをご指摘ください。ふだんからあなたは、自分の起こしやすい罪を自覚しないようにしておられるのですか? 非論理的な方から一方的に霊的指導を押しつけられるのは迷惑ですので、どうしても私を指導したいと熱望されるのでしたら、きちんと神学校を出て、司祭叙階を受けてから新ためてお申し込みください。
2008/9/15(月) 午前 11:41 [ angelic feline ]
スクールのホームページで知っている名を見たとのことですが、明らかなウソがあります。
1.リトルペブルの通訳者をやったことはありません。私が頼まれて通訳をやったのは、トランペッターとロシア人の新興宗教の幻視者です。
2.その通訳をやったのは1度だけですが、結婚する前でした。スクールに通うようになったのは結婚後、よって名字は一致しないので、Vincentさんはホームページを見て思い出したのではなく、なんらかの情報を先に持っていて、あたかも気がついたかのような話を作り上げられているのでしょう。
2008/9/15(月) 午前 11:46 [ angelic feline ]
残念ながら私は過去を隠すつもりはありませんので、恥をかかしてやろうというあなたのもくろみは当てが外れてしまったかもしれませんね。
必要とあれば、自分の過去のことは話しております。
元ニューエイジャーで、カトリックに来るきっかけになったのはリトルペブルの偽預言でした。第二バチカン公会議は間違いであるとか、世の終わりが来るとか、ニューエイジで聞いた話がまるでコインの表と裏の関係のように一致していたので信じてしまいましたが、1年程度で間違いと気づいて脱することができたのは非常に幸運だったと思います。通訳者を頼まれた時は、すでにニセモノじゃないかと気づいた頃で、それを確かめるために引き受けたという動機もあります。実際なにか変なものを感じて、あの時以来、ミミ氏やLP氏のグループから遠ざかることができました。
で、いったい調子にのったことを放言しているとか、悔しい思いをしているとはなんのことですか? 悔しがっているのはどうやらあなたのようですが、何かお力になれることがあればいってください。
2008/9/15(月) 午前 11:57 [ angelic feline ]
ご参考までに (一部伏せ字にしました)
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他人について偽証するのは天主の十戒に背く罪だということをこのリモホの方もご存じのことでしょう。HPで見た名が通訳者の名前と同じだったとしゃあしゃあとウソを書き、どのように神様が裁かれるか世の終わりまで待つことにいたしましょう。
記憶するかぎり、通訳者の名前なんぞ現場で紹介されていません。せいぜい裏方の人が聞いたくらいでしょう。その名前を知っているということは、その人物もその場にいたという何よりの証拠。自分の過去も晒しているってことです。
2008/9/15(月) 午後 3:38 [ angelic feline ]