ニューヨーク――ニューヨーク商業取引所の原油市場は12日、国際指標となる米国産WTI原油の10月渡しの先物価格が一時、1バレル=99.99ドルまで下落、約5カ月ぶりに100ドルの大台を割り込んだ。米国を含む世界的な景気減速が今後も続くとの見方を反映している。
ただ、1年前よりはまだ2割以上高い水準となっている。
原油相場は7月11日に1バレル=147.27ドルの史上最高値をつけた後、下落傾向が強まった。取引途中での100ドル割れは4月2日以来となる。