豊中の炊飯工場を操業停止 三笠フーズ、クレーム受け農薬やカビ毒で汚染されたコメの不正転売問題で、米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)は9日、取引先からクレームが多く寄せられていることを受け、大阪府豊中市の炊飯工場を同日朝から操業停止にしたことを明らかにした。 財務担当者によると、同工場に約50人のパート従業員がいるが、同社は解雇する方針。不正転売が明らかになった5日から「汚染米が混入しているかもしれない」「不正をした会社と取引はできない」などの声が相次いでいるという。 工場では、炊飯や冷凍をしたコメを、大阪府北部や兵庫県東部の外食店、回転ずしのチェーン店など80-100店舗に出荷していた。 担当者は「受注減で稼働率悪化の恐れもあり、一時的に止めざるを得ない」と説明している。 汚染米を出荷した同社九州事業所の工場は、福岡県の命令を受け回収作業を続けている。
【共同通信】
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