リーマン・ブラザーズ証券、東京地裁に民事再生法適用を申請 社員も動揺隠せず
リーマン・ブラザーズ経営破たんの波紋は、世界中に広がっている。
日本法人であるリーマン・ブラザーズ証券は、16日午前、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
また、これに先立ち、金融庁は15日夜、リーマン・ブラザース証券に対し、預かり資産の返還などを除く業務の停止を命じたほか、東京証券取引所も16日朝、東証での売買取引を当面の間、停止すると発表した。
こうした事態に、東京・六本木のオフィスに16日朝に出勤した日本法人の社員も、動揺を隠せない様子だった。
社員は「もちろんいいことじゃないが、わたしは若いから大丈夫さ」、「びっくりします。(一番初めに聞いた時は?)かなりショックを受けました。人事を尽くして天命を待つだけですね」などと話した。
リーマン・ブラザーズ証券では午前中、社員に対して、今後の対応などについて説明を行っている。