福岡市は、市職員(当時)の飲酒運転による3児死亡事故から2年になる25日から31日までを「飲酒運転撲滅週間」と定め、飲酒運転撲滅大会や啓発活動などさまざまな撲滅キャンペーンを実施する。
25日午後4時から、肥前精神医療センター(佐賀県吉野ケ里町)の武藤岳夫・アルコール病棟医長を招き、市本庁舎15階講堂で職員や市民約300人を対象に「アルコールと健康」をテーマに講演してもらう。同日午後6時からは、本庁舎西側広場に約1000人が参加して飲酒運転撲滅大会を開く。事故で亡くなった3児のため1分間の黙とうをした後、飲酒運転追放宣言をする。その後約100人が天神・中洲地区でチラシなどを配り街頭キャンペーンをする。
各区役所でも期間中、庁内放送や会議で飲酒運転撲滅を呼びかけたり、街頭啓発活動などを展開する。
市は「悲惨な飲酒運転事故を風化させないよう、飲酒運転撲滅のために全庁を挙げて取り組む」としている。【早田利信】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2008年8月25日 地方版