「ココロノカケラ」初日
2008.09.15 Monday
…を観てきた。
YU−KIさんの降板で話題になってしまった公演だが、
そういうピンチの時ほど人のパワーというのは発揮されるようで、
カンパニーの結束力を強く感じる好感度の高い舞台に仕上がっていた。
YU−KIさんにかわり座長の大任を務める鈴木亜美ちゃんや
圧倒的な存在感をかもしだすデーモン小暮閣下もさることながら、
稽古場でYU−KIさんのスタンドインを務め
そのまま舞台でもYU−KIさんの役を演じることとなった
中村真知子ちゃんのがんばりは特にすごく
…実は彼女は日芸の後輩で小林愛の同級生なのだが…
物語の中心的役割を見事に演じきり、
そのがんばりに先輩きだつよし思わず涙ぐんでしまいました(笑)。
降板の影響で台本の書き直しとか大変だったでしょうと
各方面から心配されてしまいましたが、
台本は稽古前に仕上げて預けたっきりノータッチだったので
僕自身はさほど大変ではなく、
むしろ大変だったのは現場の人達だったのではと思います。
とはいえ、預けた台本がどうなったのかはやはり気になるところ。
各方面の意向やキャスティングに合わせて
演出サイドでずいぶん書き変えたと聞いていたけど、
本番を見たところ物語の本筋やテーマは変わっておらず
わりと自分が目指したものになっていたのでホッと一息。
ま、しょーもないギャグはあまり増やさんでもええのでは…
とは思いましたが(笑)。
そんなわけでこの「ココロノカケラ」。
純粋なきだ作品と言い切れるかはわかりませんが、
エンターテイメントな作品に仕上がっているのは確かなので
興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
青山劇場で29日までやっています。