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2008/09/16 11:44 KST
対北朝鮮設備・資材支援、今月末開始の方針


【ソウル16日聯合】政府は核施設の無能力化と核開発計画の申告に対する見返りとして北朝鮮に提供してきた設備・資材の残り分を今月末から来月にかけ供給する予定だと伝えられた。

 政府消息筋が16日に伝えたところによると、政府は海路を通じ25日前後に自動溶接鋼管1500トン、来月中に同製品追加分1500トンをそれぞれ送る計画だ。北朝鮮が核施設の無能力化を中断し原状復帰の動きを見せているが、政府は6カ国協議当事国らとの協議を経て「節制した対応で状況悪化を防ぐ」という次元で、合意済みの支援分については予定通り送る方針を固めたと説明した。

 また、北朝鮮に提供する自動溶接鋼管の生産も予定通り進んでいるという。政府消息筋は、輸送日まではまだ日数があるため突発的な変数が生じる可能性は排除できないとしながらも「提供に合意した物量は予定通り送るというのが現在政府の立場だ」とした。

 6カ国協議の合意により、韓・米・中・ロの4カ国は、核の無能力化と核計画申告の見返りとして北朝鮮に重油重油95万トン相当の支援を約束。45万トンは重油、残り50万トンはエネルギー関連設備・資材で支援するとし、10月末までに完了することで合意していたが、北朝鮮が無能力化を中断したことで支援関連国協議が進まず期限内の支援履行は不透明となっていた。

 韓国政府は現在までに、重油5万トンとエネルギー関連装備・資材(重油約6万6000トン相当)を北朝鮮に提供している。