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【事故米不正転売】「命ないがしろにする行為 罰則強化を検討」 舛添厚労相
三笠フーズ(大阪市北区)による汚染米の不正転売問題を受け、舛添要一厚生労働相は16日午前の閣議後会見で、食品衛生法と不正競争防止法を改正し、罰則強化の検討を始めたことを明らかにした。
閣議の前に開かれた不正転売問題についての関係閣僚会議で、保岡興治法相と協議して決めたという。舛添厚労相は「詐欺とか窃盗で10年の懲役になる場合があるのに、これだけ国民の命をないがしろにする行為をやって、3年とか5年の懲役で公平といえるのか。国民の命を危険に陥れる者には厳罰で臨む」と述べた。
現在の食品衛生法では、健康に有害な食品を製造するなどした場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられる。不正競争防止法では品質を偽って商品表示した場合などには5年以下の懲役、500万円以下の罰金となる。