平成20年9月16日

当行は、現在、リーマンブラザーズ向けエクスポージャー及び必要となる引当金を精査しております。リーマンブラザーズが申請したチャプター１１によりファイリングされた数字やメディアが報じている数字に比べて、ネットのエクスポージャーは大幅に小さく、想定される回収額は大きなものと考えています。現時点で、ネットのエクスポージャーは、25百万米ドル以下まで引き下げられると想定しています。この数字は、リーマンブラザーズホールディングス（以下US Holdco）がファイリングし、メディアが報じている金額の6%以下となります。US Holdco破綻時のファイリングにおいて、当行がUS Holdcoの最大の債権者であるという記載がありましたが、報道されたエクスポージャー、463百万米ドルはUS Holdcoにより保証されているLehman Brothers Holding Japan Inc.’s（日本法人）向けの債権に該当すると思われます。日本法人に対する債権に加えて、US Holdcoに対して、直近の為替レート換算で94百万米ドルの債権を有しています。日本の金融当局は、日本法人に対して、当行を含む国内債権者を保護するため、資産の国内保有命令を出しました。あおぞら銀行の質の高いリスクマネジメントの結果、（a）ヘッジ取引により、エクスポージャーを255百万ドル引き下げ、（b）元本約180百万米ドルの担保取得　を行っており、ネットのエクスポージャーは、伝えられている金額よりかなり小さなものになっています。日本法人に対する適切な回収やUS Holdcoに対するマーケットベースの回収額を考慮すると、想定されるエクスポージャーは25百万米ドル以下になると考えています。以上数字は、US Holdcoがファイリングし、メディアが報じた金額の6％以下となります。

以上