岡山放送局

2008年9月15日 20時36分更新

岡山の果物ロシアで試験販売


岡山県産の果物の販路を拡大しようと、県は9月下旬から1週間、ロシアの首都、モスクワでマスカットなどを試験的に販売することになりました。

県はマスカットやピオーネなど岡山を代表する果物について、去年から香港や台湾に向けて本格的に輸出を始めるなど、海外での販路を拡大するための取り組みを進めています。

また、経済成長が続くロシアについても高級な果物の売れ行きが好調なことから、県は県内産のマスカットとオーロラブラックのあわせて2種類のぶどう60房をモスクワ市内のスーパーで9月30日から1週間、試験的に販売することにしたものです。

県によりますと販売価格は輸送コストなどがかかるため、国内の価格にくらべて2倍から3倍になるということです。
販売の際には現地に職員2人を派遣し、ロシア人の客から価格や味などについて聞き取り調査を行い、今後、ロシアでの需要が見込めるかどうかを見極めることにしています。

県は、聞き取り調査の結果を今年度じゅうに公表し、民間の業者がロシアで新たなビジネスを展開する上で参考にしてもらうことにしています。