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第13回 馬王4 DataLab.(データラボ)購入手続き

「そこで勝つ馬より、長い目で見てプラスになる馬を見つけるのが大切です」荒井俊也
写真[荒井俊也]

東京都出身、50歳。印刷会社勤務のかたわら、X6800用のグラフィックソフト「マチエール」を開発。その後、競馬ソフト「馬王」をリリースし、現在はフリーのソフト作家。写真や囲碁を趣味とし、囲碁は対局用サーバを自宅に設置して公開中。

インタビュー記事 インタビュアー/市丸博司(2008/2)

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インストールとデータベースの作成

「馬王4」は、インストール後にデータベースを作成し、IPATの設定等を行うと利用可能になる。インストールから1ヶ月間は試用期間となっており、特に機能制限は設定されていない。その後は月単位などのライセンス料を支払うことで継続して利用が可能になる。

 ソフト本体のダウンロードは、このページ一番下にある「このソフトのダウンロードはこちら!」から競馬ソフト詳細ページにアクセスすれば可能だ。ダウンロードしたファイルを実行すると、一旦指定したフォルダ(08年2月末現在は「bao4130d」フォルダ)にインストール用のファイルが展開される。そのフォルダ内にある「bao****.exe」(「*」は数字。08年2月末では「4130」)を実行すると、ソフト本体のインストールが始まる。この過程で特に難しい点はなく、インストール先のフォルダ等を変更する必要がなければ、指示に従ってゆくだけで問題なく終了するだろう。

 なお、現在「馬王4」はWindows VISTAには正式に対応していないが、印刷機能、およびヘルプ以外は動作する(サポート対象外)。VISTAでの利用に関して、「馬王4」についてはこのフォルダに展開される「bao4readme.txt」の「Windows Vistaでの使用について」、JRA-VAN DataLab.の「JV-Link」については本サイト内「よくある質問」をご一読頂きたい。

 また、ヘルプに関しては「Windows用更新プログラム(KB917607)」をインストールすると、Windows VISTAでも「.hlp」形式のヘルプを参照できるようになる。「馬王4」のヘルプもこの方法で参照できることを、こちらのテスト環境で確認した。

 初回起動時は、利用するデータベースファイルを指定する画面が表示される。PCの買い換えで別のPCからデータベースを移動した際は、ここでコピーしたファイルを指定すれば良い。新規に利用する際は[新しいデータベースを作成]を選択する(画面5-1)。

 続いてデータベースの保存先フォルダとファイル名を指定するダイアログが表示される。デフォルトでは「マイドキュメント」内に「新規馬王データベース.BAO」というファイルが作成される設定になっており、ハードディスクの空き容量に問題がなければ、そのままの設定で構わないだろう。5GB以上の空き容量のあるハードディスクが「推奨」とされているので、事前にチェックしておきたい。

 その後、使用許諾条件への同意画面、ユーザIDの登録画面が表示される。試用時は[試用中なので登録しない]をクリックすればよい。初期データの登録などの作業が終了すると、メイン画面が表示されてソフトが利用可能になる(画面5-2)。

 なお、ソフト起動の過程では最新バージョンのチェックが行われ、新しいバージョンのソフトが公開されている場合は、バージョンアップをうながす画面が表示される(画面5-3)。機能追加のほか、不具合の修正が行われることもあるので、この画面が表示された際は最新のバージョンをインストールしてから、次の作業に進むことが望ましい。

[画面5-1] 利用するデータベースを指定する画面。初めて利用する際は[新しいデータベースを作成]を選択し、次の画面でデータベースの保存先とファイル名を指定する。

[画面5-2] 「馬王4」のメイン画面。インストール当初はサンプルとして登録されている05年スワンSの結果が表示される。画面右上、配当が赤地で表示されているのが推奨馬券が的中したもので、なんと3連単100万馬券をズバリ的中している。

[画面5-3] 最新バージョンのチェック機能により、新バージョンが検出された例。不具合が修正される場合もあるので、この画面が表示された場合はアップデートした上で利用したい。

 続いて、データベースの構築作業を行う。メニューバーの[ファイル]から[JRA-VAN DataLabデータの取り込み]を選択すると、データ登録画面が表示される。初回登録時はラジオボタンで[セットアップ]を選び、データの取得期間を指定して[データ取得実行]をクリックする(画面5-4)。

 Access97形式のデータベースでは上限が1GBとなっており、JRA-VANで提供されている全データ(1986年以降)を登録するとこの制限を超えてしまう可能性がある。ヘルプには「2000年以降のデータをセットアップすれば、通常の予想に支障のないデータベースが作成できます」とあるので、この例では2000年以降を指定している。なお、今回テストした環境では、データベースの構築が終了するまでひと晩以上を要した。ソフトを利用するレース前日ではなく、時間に余裕があるときにあらかじめセットアップを済ませておきたい。

 データベースの作成が終了すれば、「馬王4」でデータベースを利用した予想などができるようになる。さらに、メインメニュー[PAT]−[PAT設定]で、IPAT関係の設定を行えば、IPAT投票と連携したより多くの機能が利用可能だ(画面5-5)。

[画面5-4] データベースの作成画面。初回は[セットアップ]を選択してデータベースを構築する。次回以降は[通常データ]を選択して、既にあるデータベースを最新の状態に更新する。

[画面5-5] IPATと連携することで、「馬王4」は一層便利なソフトとなる。[PAT設定]画面で、IPAT関連の情報を登録すれば利用可能だ。

>>「馬王4」の基本的な利用法

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