エルピーダメモリは中国の中堅半導体メーカー、和艦科技と提携する。中国江蘇省で年内に設立する代表的な半導体メモリー、DRAMの合弁生産会社の運営で協力を仰ぐほか、出資も求めている。現地で工場運営の経験のある和艦の力を借り、総投資額で約50億ドル(約5300億円)を見込む大型工場を円滑に建設・運営する狙いだ。
エルピーダは江蘇省蘇州市に、素材である直径300ミリシリコンウエハー換算で月産能力8万枚のDRAM工場の建設を計画。合弁会社にはエルピーダが39%出資し、市当局系の投資会社、蘇州ベンチャー投資集団(SVG)など中国側が残りを出資する予定だ。(07:00)