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超エリートビジネスマンが“ドーナツ屋”になったワケ

 赤坂のTBS近くに今月1日、一軒のドーナツ屋がオープンした。「Neyn」という名で、ヨーロッパ風のドーナツを売るオシャレな店だ。

 アルバイト店員に交じって、チラシを配り、接客をし、レジをこなすのは、オーナー経営者の山田善久氏(44)。東大法学部出身、興銀に入り、ハーバード大でMBAを取得。その後、ゴールドマン・サックスを経て、楽天の常務取締役へ。さらに楽天トラベルの社長になった超エリートビジネスマンだ。山田さんが楽天を辞めたのは07年3月。イロイロな会社から転職の誘いがあったというが、全部断り、ドーナツ屋を開いた。

「一緒にファンドをやらないかというお話もありました。でも、今の日本に足りないのは事業を助ける人ではなくて、事業を起こす人ではないか、と思ったんです。どうせやるなら、世界で通用するものがいい。金融、流通を経験して、日本が世界に誇れるものは何かと考えたとき、サービスではなく、モノだと思った。なかでも食品はいける。日本人の舌は肥えていますからね」

 数ある食品の中からドーナツを選んだのはこういう理由だ。

「ドーナツは人気があるけど、もともと米国のものだから、アメリカンスタイルしかない。ウチのドーナツはヨーロッパ風の手作りドーナツ。素材にこだわり、高級洋菓子のような味とデコレーションを目指した。これだけで差別化できるんです。ヨーロッパにはドーナツ屋はないが、ゆくゆくは世界中に出店したいなと思っています。米国留学して、ゴールドマンにいた僕が言うのも変だけど、時代は米国ベッタリではないですよ」

 こうした“身軽さ”が景気を押し上げる予感がする。

(日刊ゲンダイ2008年9月11日掲載)


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