小型ロケット打ち上げ失敗 大阪府立大、すぐ落下液体窒素をお湯で一気に気化させて推進力を得る大阪府立大の「非燃焼型小型ロケット」の打ち上げ実験が13日、和歌山市の工業団地で行われたが、ロケットは高度30-50メートルで失速。目標の350メートルに遠く及ばず失敗に終わった。 午後、学生らが風向きをうかがいながら打ち上げ。全長2・3メートルのロケットは、はじめは勢いよく上昇したが、すぐに失速し、発射台から数十メートルの場所に落下した。上空で放出する予定だった約500グラムの模擬衛星も内部に入ったまま。パラシュートも開かなかった。 高温のガスや有毒物質が出ず、環境に優しく安全なのが特長だったが、残念な結果。設計にかかわった大学院2年の小泉拓郎さん(24)は「予想外の軌道で、実験としては失敗。今後、詳しく解析したい」と話した。
【共同通信】
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