民主党の鳩山由紀夫幹事長がテレビ番組で、小沢一郎代表(岩手4区)の国替えを明言したことを受け、地元の奥州市などでは一様に困惑が広がった。
小沢後援会水沢連合会の小野寺伝会長(76)は「テレビを見てびっくりした。後援会としては4区から立候補すると今でも信じているが、連休明けにも確認した上で今後について決めたい」と述べた。
20年間、後援会に入っていたという同市江刺区の農業女性(58)は「地域のため、国のために活躍してくれると期待してきた。ショックです」と驚いた。
一方、小沢事務所近くの男性(72)は「選挙に勝つ戦略だろうが、今まで水沢に世話になってきたのに理解できない」と憤慨気味。同市水沢区で家電販売店を営む男性(63)は「4区の住民の支援があって今の地位があるはず。よそから出るのは裏切り行為ではないか」と納得できない様子で話した。【岸本桂司、山口圭一】
毎日新聞 2008年9月15日 地方版