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今日の個人的なブレイク&おもしろ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-08-05

選民思想とか排他主義とか

これがホッテントリに入っているのをみて、何か色々と思い出した。

お受験をする理由-お受験のまとめ

都心に近い官舎住まいなので、公立のレベルも低いとは言えませんが、何より怖いのは公営団地が公立小学校の通学区内にあることです。

ここは別世界。常識なんか通用しない。

公営住宅や公営団地をまんべんなく配置しないといけないルールがある訳ではないので、今後は立替の時に足立区江東区板橋区に集中的に配置して欲しいものです。

差別的な発言と取られるかも知れませんが、現実問題として生活レベルが周囲と共通であることが様々な意味で安定をもたらしてくれるものです。

この方は、公務員の方(きっと国家公務員なのかなー)らしく、公営団地の人はレベルが低いと、おっしゃっている訳ですね。

公営は、東京を例に取れば、都営住宅と都民住宅があるわけですが、所得基準が2人住まいの場合で給与収入0円〜415万円/所得金額0円〜278万円が都営住宅の入居用件、給与収入415万円〜976万円/所得金額278万円〜759万円が都民住宅の入居用件です。まあ、他の都道府県においても、要件はそんなに著しくは変わらないでしょう、多分。

そういうことで、公営住宅を人くくりにするとすると、976万円稼いでいてもこの方からすれば「低所得」呼ばわりな訳で、どんだけ・・・っていう話ですが、まあ、この方の言いたいのは、「都営住宅」に相当する住宅のことなんでしょうね。

はぁ、余談が長かった。

で、これみてて思い出した話をします。

学生のとき、付き合っていた男の子が幼稚園から私立一貫校に通い、中学の段階で某大学付属に行ったというお坊ちゃまだったんですが、彼の発した忘れられない一言があります。

「世の中には、(生まれながらにして)使う側と使われる側の人間がいて、俺達(多分自分の友達を含んでいる)は使う側の人間だ」

いやー、ショックでしたね。もう、信じられない発言と言うか、当時は常識はこうだ、いっていい事と悪いことはこうだと自分の中で確信できるだけの、自分自身のアイデンティティーが確立されていなかったので、彼の発言をどう捉えるべきか長い間悩みました。

そして、彼は独特の嫌われタイプな訳ではなく、むしろ学校やサークルや諸々で友達のとても多いタイプだったりしました。だけど、彼の周りを見るに、そういう発言をしそうな人は実に多かった。

大学時代で未熟だったから、そういう選民主義的な発言(考え方)をするのか、親や親族もそんな感じで、今でも彼らはああなのか、今はよく分かりません。大人になって変わる人もいるだろうし、反面、変わらないんじゃないかなーと思ったりもしています。

高校生のとき、仲良くなったとある男の子の自宅に初めて電話したとき。電話をつないでいただくのに、たまたま電話に出られた彼のお母様から根掘り葉掘り聞かれたことも強烈に覚えてたりします。

「学校はどちらに行かれていらっしゃるの?」「ご自宅は?」「お父様は何をされていらっしゃるの?」「まあ、そうでいらっしゃるの・・・。」

ああ、そうそう。比較的近所に住んでいる、これまた別の某大学付属に小学校から行っている某お坊っちゃまに、就職活動の話を世間話のついでにたまたましたら、

スチュワーデス(今のCA)になりたいとか、アナウンサーになりたいとかさ、そういう特別な仕事に就きたくて夢があって頑張っている訳じゃなくてさ、働くとか、超ビンボーくせぇよ。」

とか言われたときもあったな。これも私の人生何大ショックセリフ集入りしているセリフなんだけど。

民主義の人は、ウヨウヨいるよね。と。みんな自分は特別だと思っていて、自分より下と思っている人間と交じり合うのを蛇蝎のごとく嫌悪している。そして、自分より下と思っている人に対しては何を言ってもいいと思っているんじゃないかという節が見られるという・・・。

ここまでつらつら書きなぐって(実はまだまだあるけど、もうやめとく)、何がいいたいかと言うと、その人達を変えるのは不可能だし、変えようとしても徒労に終わる気がするのだけど、そういう(ここから追記)自分自身の力でない親や家やそれらが持つ財力や、はした地位や権力もどきだけをよりどころとして、人を見下すような人達がマジョリティであるコミュニティは、衰退するとおもうんですよね、その視野の狭さで(もし、そのみんなが、ずっとそういう視野でしか物事を見られないのだとしたら)。

自分が、こういうこと(これらを平気で口に出して言える神経を含む)をおかしいと思えるような価値観をつけることが出来たことをちょっと安心すると共に、自分が子供を育てていくのなら、偏りの無いフラットな視点を大事にしていきたいなと、昔を思い出しながら、改めてしみじみ思いました。

※なんかお坊っちゃまの話ばかり出てくるので、そういう人とばかりしか交友がないのかと思われるとちょっと違うので、付き合いがある色々な人の中で、そういうことを言ってきたのが、みんなそういう層の人だったな、と、そういう話です。

【追記/08.08.06】はてブで「にわかには信じがたい(id:vanish_l2さん)」「そんなに「ウヨウヨ」とはいないからこそ印象に残る、訳ではないのかなあ。(id:m_shinzakiさん)」というご意見をいただいているので・・・。

私は女子大付属の一貫校にいたので、小金持ち・中金持ち(と、ごく一部に大金持ち)が比較的周囲に多かったという点は、一般の方から比較して、割り引くべき部分かもしれません。そういう環境にいたためか、もしかしたら他に言ったりしないような事や普通だったら遭遇しない場面に当たりやすかった可能性はあります。

私立で過ごして楽しかったこともありますが、うちは、父の連日の激務のおかげで普通より少ーしだけ裕福だったと思いますが、所詮、単なる一サラリーマンの娘だったので、金持ちコミュニティの周辺にいることが息苦しかった部分もありましたね。

中学が公立出身だからという理由だけで「育ちが悪い」と男の子に言われたこともあったり。まあ、そんなところもあって、公立が悪いとか私立が悪いとか、一長一短で一概に断言できないと思う訳です。

【追記2/08.08.06】とは言え、私自身は私立の利点もよく知る身ですし、小学校から私立に行くかの是非は別として、東京の場合、高校から受験すると入れない(中学しか募集をかけない)私立が多すぎるので、より広い選択肢を子供に提示できるという観点からも、中学受験について肯定的な考えは持っています。ただ、引用元ブログの人のような"あいつらと一緒にされてはたまらん"的な理由からではないんだけどなー。この方の言っている事の一部分は、分からなくもない論点もあるんだけど、なんか違和感というか異物感を感じてしまう。

【追記3/08.08.06】

id:tk18さん用に追記です。

「世の中には、(生まれながらにして)使う側と使われる側の人間がいて、俺達(多分自分の友達を含んでいる)は使う側の人間だ」

という発言は、「ウェイトレスのバイトみっともないからやめて」という話が前にあって、そのときに出た話だったりします。「使う側のはずの自分の彼女が使われる側にいるのは実に心外だ」というような趣旨のことを言われ、アルバイトやめろ(と言うかアルバイトを家庭教師とかに変えろ)と迫られたという話です。

そんな感じでー。


トイレで芽生える友情

最近気づいたんですが、今の会社でも前の会社でも、何故かトイレに行くと遭遇するメンツはほぼ同じだ。沢山女子がいるにも関わらず。トイレサイクルの波長が合っているとでもいうのだろうか・・・。

よく、タバコを吸う人はタバコ部屋とかそういうスペースで、"ケムラー"とか"ヤニーズ"とか"もくもく会"とか(会社によって名前は色々ですね)人から称される人達として、タバコ愛を共有する同士で友情を育んだり(?)する訳ですが、女子トイレにも同じことが言えるような気がしてきました。

「ねーねー、聞いた〜?この間のアレさぁ〜」
「そういえば、最近一緒にご飯食べにいってないねー」
「あれ?今日の洋服かわいいじゃない?」

・・・とそんなこんな会話が交わされる訳です。

トイレでランチの約束する率がすごく高いなーと、気づいたので、こんなことを書いてみました。ではー。